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調査の窓から  さまざまな人間関係・世情・社会的関心ごとなど適宜取り上げていきます

調査を通していろいろな人間模様を垣間見ることができます。
このコーナーは、調査を通して感じた事を始め、世情、社会的関心ごとなどを適宜取り上げます。ご意見・ご感想など、Eメールでドシドシお寄せください。お待ちしております。


第49回 
1. 【  調査業者に何故、問題解決及びカウンセリングの能力が必要なのか? 】

2. 【  不安に思うのは何故? 解消策は? 】


◎調査業者に何故、問題解決及びカウンセリングの能力が必用なのか?

 

興信所・探偵業社が行う調査は、人の行動を依頼者に代わって調べ、それを報告する

のが主な仕事です。人が某かの行動を取るには、その行動の意味するところがありま

す。行動の意味とは、どういう思惑とか考えでその様な行動を取るのか、です。

 

人の行動には、無意識に取る行動と自覚して取る行動の両方がありますが、行動は両

方を含みます。無意識の行動とは、靴下を履くとき、どちらの足から先に履くかを考

えずに自然の内に、どちらかの足の方から履く、ということは誰にでもある様に、意

識せずに取っている行動のことです。

 

自覚的な行動とは、何々をしよう。何々が欲しい。と、思ったときに取る、行動の目的

をハッキリ意識して取る行動のことです。

 

人の行動は、行動を取る人自身が無意識か自覚かに関わらず、考えた結果の身体の動

きです。

無意識の行動も意識化せずに考えているのです。人の行動には意味がある。そして、

その人にとって価値があるから行動するのだ、というのは誰でも理解されているこ

とです。

 

前記の事、つまり人の行動にはその人にとって意味があるのだ、ということを申しま

した。その事を前提に考えると、調査業者として今後どの様にあるべきかの方向性が

見えてくるのではないでしょうか。

 

調査業者の仕事は、人の行動を依頼者に代わって調べる。が、基本ですので以下の事

例を元に検証してみます。

ある男女が不倫を働いているのを、一方の配偶者が知った。そして、その事実関係の

調査を業社に依頼した。と、仮定しましょう。

 

調査依頼を受けた業者は、尾行と張り込みにより不倫男女の行動把握に努めます。

そして、依頼者の思惑通り、ラブホテルを利用していた事が分かったとします。ここ

で分かるのは、ラブホテルを利用していた。と、いう行動の事実だけです。この事実の

み分かれば依頼者が納得される場合もあります。一方で、不倫を働く配偶者は、配偶

者のこと及び家族のこと等々のことをどの様に考えているのだろう。と、いう思いを

されるケースが多々あります。

 

つまり、配偶者の不倫の事実は、今後どの様に展開するのだろうか。自分と不倫を働

いている配偶者との関係はどうなるのだろうか。等々の目に見えない事柄について

の思いを巡らすものです。これは、配偶者の不倫の事実は分かった。しかし、それをも

う一方の配偶者は、自分の人生とどの様に絡ませて考えるべきなのか。不倫を働いて

いる配偶者は、どの様に考えているのだろうか。

 

不倫を働いている配偶者は許せない。しかし、現実の生活の事を考えるとどうして良

いか迷ってしまう。と、いうように気持ちの整理が出来なくなる方が多いのです。配

偶者の行動から不倫の事実は把握した。しかし、事実は分かったが一方の配偶者とし

て、不倫を働いた方の気持ちも聞きたい。そして、自分のことをどの様に思っている

のだろうか、知りたい。これからの夫婦関係においても考えなければならない。等々

というように配偶者の不倫は、一方の配偶者の気持ちを大きく揺さぶります。

 

この事は不倫の事実はハッキリした。しかし、気持ちの整理はここから始まる、とい

うことを示唆しています。事実がハッキリした以上夫婦間にケジメを付けようとお

考えの方は問題ないでしょう。しかし、不倫を働かれた方は、自分の責任でないのに

辛い思いを強いられることになります。

 

不倫は、単なる行動の把握によって全てが片付く問題ではない。と、言う事が分かり

ます。行動で事実確認は出来たが気持ちの整理はそこからが出発点になる。と、いう

ことです。事実に対してどの様に向き合えばいいのか、です。

 

この事は、我々の仕事は、ただ行動の事実を依頼者に報告すればそれで全てお終いで

はない。と、いうことを物語っています。つまり、依頼者の気持ちの整理方法とか事実

に正しく向き合う方法などについて、事後処理に迷っていらっしゃる方から相談を

受ければ、それに対応できなければなりません。

 

行動の事実だけを調べてお終い。それでは生煮えの状態、中途半端な状態で仕事を終

えることになります。依頼者から見ると、調査して問題が解決しなければ、調査した

ことが返って新たな悩みを作るきっかけにもなります。これは、よくありません。雨

漏りがするので、雨漏りのする屋根の一部を直してもらった結果、そのところは直っ

たが新しいところに、眼に見えないところで雨漏りがするようになった。目に見えな

いところなのでどうして良いか分からない。と、いうような新たな問題を発生させた

のと同じです。

 

依って、依頼者は、相手の行動の事実の中に隠されたその意味を正しく理解し、その

行動がもたらす他者への影響はどの様なものなのか。悪影響を防ぐにはどうすれば

いいのか。と、いうように、自分の考えと違った方向に何事かが進もうとしている場

合、当事者としてどの様にもの事を理解し自分を対応させていくかの方法が、分から

なければ辛いのです。事実が分かっただけでは中途半端の状況に置かれる場合があ

るのです。

 

依頼者が調査結果に迷われた場合、依頼者の立場に立った正当なアドバイスが調査

会社に要求されています。調査後の事については、依頼者のプライバシーに関わらな

いことにしていますので、顧問弁護士さんを紹介しますのでそちらでお尋ね下さい。

等々をおっしゃる調査会社もあるようです。一見するとまともなように聞こえます

これらの言葉、実は問題解決の方法もカウンセリングの能力もない調査業者だとい

っているのに均しいのです。

 

弁護士さんを紹介します。等の言葉を聞きたくて依頼者はお尋ねになるのではあり

ません。解決の事例があれば参考にしたい気持ちでお尋ねになるのです。それを分か

らずに、分かったようなことをいう業者にはこれから何があっても頼まない。と、い

う声も聞かれるのです。この事からも調査業者は、問題解決の能力とカウンセリング

の能力が必用とされているのはお分かり頂けると思います。

 

 

◎不安に思うのは何故。解消策は?

不安とか悩みは、目に見えないのでその事から目をそらしたい,という様に考えがち

です。目に見えないので日常の生活に於いて問題は何も無い、という様に表面上装い

ます。要するに見えないものは無いのだ。無関係なのだ。と、いうように不安の内容か

ら距離を置こうとします。

 

しかし、悩みが無いがごとくに放置すると悩みの内容は現実には見えないものの、イ

メージとしていつでも何処でも、というように頭に浮かぶようになります。この時の

イメージはバットイメージです。そのイメージは現実の自身の行動に付きまとい、普

段の自分らしい行動が出来にくくなります。身体は現実の何事かに向かって活動し

ているのに、頭の中は、不安なイメージをいつも思い浮かべている。と、いうように、

です。

 

そうなると、本来の自分とは程遠い言葉遣いが見られたり、行動してみたり、行動で

きなかったり等々の事が発生します。普段やれていた事が煩わしく感じたり、やらな

ければならない事を後回しにしたりします。気持ちと行動が一致しない状態に気づ

き、何とかしなければ、という思いが強く働くのですが、行動が伴わないのです。

 

人間は心と身体の統一体ですので、現実の身体が向き合っているものに心も向き合

わなければスッキリとした安心の状態でいられません。『不安とは、自分にとって避

けられない対象の何事かが分からない。』と、いうことです。分からない事を放置する

と、益々頭の中のイメージの方が現実を支配するようになりますので、不安な事柄の

原因を確認する必要があるのは誰にでもご理解頂ける事ではないでしょうか。

 

不安な事柄をどうしてそのまま放置する人があるのかです。それは、ある事柄を不安

に思うか思わないかは「目に見えない事は、現実から遠ざけたい気持ち」と「不安は

個別性の問題」だからです。ある人は悩みの対象として捉え、自分の分身として一体

化する一方で、その事は過去の問題として処理したことなので、或いは経験上処理の

方法を承知しているので、等々の理由で不安に思わない人に分かれます。

 

不安は、人によってそう(不安に)思う(感じる)人もそう思わない人もあるというこ

とは、不安に思う事柄の実態が分かれば頭の中のバットイメージは消え、現実への働

きかけによって解決するのである。と、いう事が分かります。不安を感じたら、不安を

感じた事柄について事実はどうなっているのかの、事実及び事実関係を確認した上

で、現実の問題として対応するのが一番賢明な方法です。

 

不安を占いなどで解消しようとする人がありますが、これは一時の気休めではない

でしょうか。根本的な解決には程遠い方法のように思います。悩みは、現実の中に発

生します。解決方法も現実の中にある。と、考えます。

 

調査は「分からない」と言う不安に思う対象(相手)の実態を明らかにします。そし

て、調査結果の事実に基づいて解決策は立てられます。よく依頼者がおっしゃる「安

心の為に調べてもらいます。(調べてもらいました。)」この言葉に象徴されるように

『調査は安心を得る為のひとつの手段』でもあります。分からない事を放置せずに、

事実は如何なものなのか、というように、調査は誰でも必要な時代になりました。


以上

文責 井上 俊彦


『調査の窓から』
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第1回 【 愛について 】
第2回 【 合理的離婚事情とは 】
第3回 【 離婚を決断する前に 】
第4回 【 離婚は人生設計をしてから 】
第5回 【 君子は危うきに近寄らず 】
第6回 【 ストーカーについて 】
第7回 【 DV防止について 】
第8回 【 有名と一流について 】
第9回 【 二極化について  】
第10回 【 プロの条件とは  】
第11回 【 人間関係は挨拶の言葉から  】
第12回 【 時代と社会、そして、調査業  】
第13回 【 不倫は人間学?それとも経済学!? 】
第14回 【 不倫は人間学?それとも経済学!?2 】
第15回 【 不倫と慰謝料 】
第16回 【 浮気と不倫。そして、慰謝料 】
第17回 【 ラジカルに進んでいる調査業社(者)の二極化 】
第18回 【 私はメールで離婚しました 】
第19回 【 女性の社会参加と不倫 】
第20回 【 調査業界の雑感 】
第21回 【 調査は、探偵カウンセラーの時代です 】
第22回 【 調査業者は「探偵カウンセラー」になります 】
第23回 【 いろいろな調査業者 】
第24回 【 歓迎される業界の法制化 】
第25回 【 生活の多様化と人間関係の希薄化 】
第26回 【 調査会社の今後のあるべき姿 】
第27回 【 時代と社会から歓迎される調査業者を希求します。 】
第28回 【 男と女のゲームオーバー 】
第29回 【 ますます分からなくなった人の心 】
第30回 【 建物の構造疑惑と調査業 】
第31回 【 調査業者の課題 】
第32回 【 素行調査の見積もり制に異議あり 】
第33回 【 迫られる調査業の改革 】
第34回 【 調査業の課題 】
第35回 【 探偵業法施行前に思うこと 】
第36回 【 調査業者は、何を期待されているのか? 】
第37回 【 調査業者は何が出来るのか No1 】
第38回 【 調査業者は何が出来るのか No2 】
第39回 【 調査後の対策はこれで万全 】
第40回 【 探偵とは何者なのか? 】
第41回 【 言葉の大切さ。浮気と不倫の違い。 】
第42回 【 役に立たない証拠もある 】
第43回 【 問題解決の方法 】
第44回 【 個人化と調査業 】
第45回 【 調査の価値とは 】
第46回 【 興信所・探偵などの仕事は胡散臭い仕事なのか? 】
第47回 【 調査に後ろめたさ、引け目を感じるのは、何故か? 】
第48回 【 不況と調査業者&教育・研修の必要性 】

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