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調査の窓から  さまざまな人間関係・世情・社会的関心ごとなど適宜取り上げていきます

調査を通していろいろな人間模様を垣間見ることができます。
このコーナーは、調査を通して感じた事を始め、世情、社会的関心ごとなどを適宜取り上げます。ご意見・ご感想など、Eメールでドシドシお寄せください。お待ちしております。


第11回 【 人間関係は挨拶の言葉から 】

今回は、調査とは直接関係ないが社会問題となっている青少年の非行と、その原因の一端を担っているであろう「挨拶の言葉」について、非行調査及びカウンセリングの現場で確認できたことを少し述べてみる。

青少年の心が荒れているようである。8月25日のNHKのニュースで、非行青少年が57万4千人いる、とあった。困った世の中になったものである。毎日日本のどこかで人の命が奪われているのを報道で知る。そして、その様な凶悪犯罪に慣らされるのか、又か、という感じになる。凶悪犯の犯人が場合によっては、親の手をやっと離れた年端も行かない少年のケースもある。一昔前ならば少年が殺人を犯すなんて事は考えられなかった。しかし、現実に青少年の犯罪は起こっており、低年齢化の傾向にあるのは確かである。

青少年犯罪に関する警察庁の発表によると、今年の上半期(1月〜6月)の刑法犯の検挙人員は減少したが、凶悪犯が増加し、粗暴犯も依然として高水準に推移するであろう。非行の凶悪化、粗暴化の状況がうかがえる。特に殺人(未遂を含む。)が大幅に増加し、深刻な社会問題が続いている。と、ある。

ここでいう粗暴犯とは、他人に対して不法な手段で物理的強制力を行使する行為で、直接的な暴力のみではなく、暴力的な威嚇もこれに含まれる。 凶悪犯とは、殺人、強盗、強姦などのことである。

粗暴犯は、人の道及び法に反して他者に対して直接又は言葉などの暴力でもって、自分の思う通りにしたい、しようとする行為である。それらの行為を働く青少年が増えているのである。そして、それらの少年の行為はエスカレートして殺人まで犯してしまうのである。青少年の心が荒れている傾向にあり、その傾向はさらに続くであろうと白書は示唆している。

青少年犯罪の低年齢化については事件が発覚し、社会問題になると決まったようにその責任と原因を、家庭の責任、学校の責任、地域社会全体で取り組むべき問題である。等々もっともらしき専門家が新聞を始めテレビラジオなどを通じて語られているのをよく見聞する。しかし、具体的に、少年犯罪を未然に防止するには家庭でどの様なことにどの様に取り組めばいいのか。学校はどの様にして生徒1人1人の指導に当たればいいのか。又、地域社会として、各家庭と学校に対して何をどの様な方法で関わればいいのか。そして地域社会は、問題を抱える青少年の育成にどの様に対応すればいいのか、等々問題解決に向かって実行すべき具体的な方法はあまり聞かれない。

非行の原因は
問題視されている粗暴犯、凶悪犯となった青少年達は、なりたくてなったのではないことは確かなようだ。この事は調査及びカウンセリングを通じて確かめて分かった。原因と理由は、生まれてから現在までの生育環境の中で身につけた当人のものの考え方、理解の仕方が問題である様だ。結果として非行青少年になった人物が、ヒタヒタと日々感じる違和感、孤独感、等々の累積に依る問題行動が凶悪犯へとつながるようだ。

非行青少年といわれる人物は、人間関係にしろ何にしろ、自身が感じる欲求を満たされてないと感じ続ける結果、何としても欲求を実現したいという無意識の願望が根底にある、と考えられる。そして、欲求実現の為に手段を選ばない非行などの秩序違反を繰り返し、さらに、粗暴犯から凶悪犯へとエスカレートしていったのであろう事は誰の目にも明かである。

これらの原因の多くは、生育歴の中での言葉不足にあるように思う。ここで言う言葉不足とは、相手の立場に立ってものを考えることが出来ず、まず、自分の欲求の実現をいつも考えているということである。そして、妄想の世界に逃避しながら現実の生活に身を置くという、アンバランスな日常にある。従って、他者から自分に語りかけられる言葉が上の空になったり、言葉の意味を自分勝手に解釈したりの傾向に陥る。

幼い欲求の実現のみを追い続け、現実に対して不合理なものの考え方を手放さないどころか、不合理な妄想が意志を持つまでに成長させてしまった結果、反社会的な行動に走るようになったのでは、と解釈する。

現代の大人社会にも共通することであるが、非行に走る青少年の多くは、言葉不足に依るところが多いようだ。自分の言うことを分かってくれないとか、人の言うことに耳を貸さないとか、言われたことに対しては、反応するがそれに関係したり、つながりのあることには無関心であるとか、その場に適応する言葉がけをどの様にすればいいのか分からないとか、日常の様々な場面で言葉不足によるトラブルは子供から大人までの世界で見られる。

言葉不足の原因はいろいろある。ここでの説明は省略して、人間関係を始めとするトラブルを回避し、誰とでも仲良くやってゆける言葉のトレーニング方法をお伝えする。

一時期イジメが社会問題になった。それは、その場その場面で発語するべき言葉が思い浮かばなかったので、イジメの対象とされ、イジメられるようになったのである。イジメられる方と、イジメる方の言葉のコミュニケーションが成立しなかった場合、結果として、イジメられる方は無抵抗な心の状態に陥り、イジメという問題が発生するのである。

人間関係の練習
人間関係に支障をきたさなく、人間関係から孤立しない方法の実践項目は、家族の人に挨拶の言葉を言い表す練習をすることである。家族の人に・・・がポイントである。挨拶の言葉には、嬉しい、楽しいなどの喜びの表現と、親愛、敵意がない、等々の心的な意味が込められている。従って、挨拶をされて怒る人はいないのである。人間関係の自分と他者との橋渡しになるのは挨拶の言葉なのである。挨拶の言葉が家の中で練習できている人は、家の外の社会性の世界(人間関係、学校、仕事)でも言い表すことができ、共同の世界である社会に参加できるのである。そこには孤独の世界はない。

たとえば、ご近所の人に、おはようございますと言うぐらいは誰でも言えるのである。家族で挨拶を交わす習慣がない人でも言えるのである。しかし、いつもではないにしてもご近所の人には、おはようございます。と、言った次の言葉がけが必要な場合がある。この次の言葉は、今日は良いお天気ですね。寒いですね。暑いですね。と、言うような単純な言葉であるが、この、挨拶のあとに言い表す単純な言葉が大変重要なのである。家の中の家族の人に挨拶の言葉を言う習慣のない人は、挨拶の次に来る単純な言葉が言い表せないのである。この言葉は、社会性の言葉といって、家の外(人間関係、学校、仕事)から孤立しない為の言葉であり、社会性の能力を表す言葉でもある。自分から人間関係を良くしていくコミュニケーションの言葉でもある。

人と人をつなげるには何かが必要である。それは物ではなく、言葉なのである。万人に共通する普遍的な言葉は何かというと挨拶の言葉なのである。挨拶の言葉の次に言い表される言葉が人間の知的水準を高め、人間関係を豊かにし、豊かな人生を築ける基となる様に考える。

挨拶の言葉とは、おはようございます。いただきます。ごちそうさま。有り難うございます。行ってきます。ただいま。こんにちは。お休みなさい。等々の言葉である。これらの言葉を言い表す練習の場所は、家庭で家族の人間に行うのである。家庭で行うと言うところに意味がある。(説明は省略。)

挨拶の方法は、家族の人間に向かって、相手の名前を呼びながら、おはようございます。等々の言葉を言い表すことがポイントとなる。さらに高度に言い表すには、相手の名前を呼びながら笑顔を表すのである。ただ、家の外の人に挨拶はできても家族の人間への挨拶の言葉はなかなか言いにくいのである。あくまでも練習と思って実行することである。そして、挨拶の言葉は、自分のために言い表すのではないことを承知して、相手の返事がない場合でも気にしないことが大変重要である。

今回は、カウンセリングの現場で感じたことを参考に、増え続ける青少年の非行問題を考えてみた。その結果、非行少年といわれる人物は、社会と自分との関係が、他者の様にうまく取り決めらないことがハッキリ分かる。その原因と理由は又の機会に譲ることにする。今回は、人間関係から孤立せずに他者と仲良くやっていく方法として「家族の人間に挨拶」を行う。それも、出来るだけ知的に行う、という事をお知らせしてお終いとする。 ご質問などがありましたらメール又は相談電話でお尋ね下さい。

以上

文責 井上 俊彦

「気になることはまず調査」TEL 0120-10-7830 FAX0120-88-7830