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コラム Q&A 法律のいう離婚原因

調査の窓から  さまざまな人間関係・世情・社会的関心ごとなど適宜取り上げていきます
調査を通していろいろな人間模様を垣間見ることができます。
このコーナーは、調査を通して感じた事を始め、世情、社会的関心ごとなどを適宜取り上げます。ご意見・ご感想など、Eメールでドシドシお寄せください。お待ちしております。


第15回 【 不倫と慰謝料 】

素行調査の依頼のほとんどは不倫の事実確認及びその証拠撮りである。更に言うと、ある男女が性的な関係に至っている、という証拠撮りが素行調査依頼の大部分を占めているのが現実である。主たる目的は、夫婦間の関係改善と慰謝料請求を根拠にしたものである。

依頼者は被調査人(調べられる人)の配偶者である。ここでは、ご主人が不倫を行っていて、奥様がご主人の不倫の事実確認及びその証拠が欲しいので、我々のような調査会社に依頼された、というケースタディーを紹介する。そして、ここでは、夫婦間の改善の為の素行調査でなく、慰謝料を請求する側と、それを回避する側の双方の立場について話を進める。夫婦間の慰謝料請求問題なので「離婚」を前提としたものになる。

まず、調査会社に主人の素行調査を依頼し、不倫の証拠が撮れたとする。それを元に、依頼者である奥様は「有利」に離婚話を進め、それなりの慰謝料をご主人から取れるか、という問題である。ご夫婦間で話し合いがつけば問題ないが、話し合いがつかないケースが多々ある。その様なケースではどうしても第三者機関である裁判所に申し立ててお互い、自分の正当性を主張していく事になる。奥様はご主人の不倫の事実を証拠に基づいて、ご自分の身の正当性を主張されるだろうし、ご主人は、ご主人でご自分の行為の整合性を主張されるだろう。

通常奥様は、ご主人の不倫の証拠を根拠にして、離婚原因はご主人にあるとして話を有利に進められるのである。法律を引き合いに出して恐縮だが、民法770条「離婚原因」の訴えについての第一項に「配偶者に不貞な行為があったとき。」と、ある。これは、夫婦は、心をひとつにして家庭をより発展的に維持向上させるように努めると共に、性的な関係も配偶者に限定されるべきなのである、という事をいっている。この事に違反する行為が「不倫」に該当する。従って、夫婦相互協力義務違反、放棄という事にもなり「婚姻関係」継続困難の理由に解釈され、この場合でいう奥様の離婚の申し立てによって離婚は認められるのが、大方の方向である。

ここで問題となるのは、不倫の証拠があれば絶対有利に「離婚」ができて、慰謝料もそれなりに支払って貰えるかどうかの問題である。主人の不倫を原因に、離婚を考えている奥様は、有利な証拠があるので安心、と思っていらっしゃると後悔する事にもなりかねないケースを多々見聞してきた。そして、現実問題としても証拠があるからといって、離婚の際、思うように慰謝料を手にできないのも確かである。

まず問題は、証拠といわれるものの信憑性の問題がある。次に、不倫の原因と期間は。ご主人の不倫に気付いてから奥様の対応は。夫婦関係の内容は。等々が考慮されて、総合的に判断された結果、離婚原因を正しく認定されて離婚に至るのである。そして、慰謝料の額も決まる。

ここで何を言いたいかを整理すると、ご主人の不倫の証拠があるからと言って、必ずしも奥様側の有利な方向で離婚話は運ばないのである。慰謝料も思うような支払いは期待できないのである。と、いう事をいいたいのである。

まず、証拠の問題である。これは、ご主人の不倫の事実を証明する為の資料として大変重要なものである。ひるがえっていうと、奥様の主張を裏付ける資料となる。しかし、資料の作成方法を始め、誰がどの様な条件の元で等々の証拠資料の細部に渡る客観的事実の事実関係等が明確でなければならないのはいうに及ばずである。

我々の調査業者は、依頼者によって雇われているのであるから、依頼者の都合のいいような資料の作り方は良くない。また、証拠作成者は、個人なのか、専業で会社組織で行っている業者なのか。業者であれば業歴、地区住民の調査会社の認知度及び評判なども、問われる場合がある。一口に不倫の証拠があるからといっても、思っているほど安心しない方がいいのである。不倫の現場を調査会社の人に案内して貰って見届けた。本人(ご主人)も不倫を認めた。と、いう証拠は証拠にならない場合がほとんどである。なぜかというと、裁判所などに夫婦間の問題解決を委ねた場合、ご主人は過去認めた事(不利な条件)を裁判所などでは認めないケースが多いのである。

次に不倫の原因と不倫の期間である。この問題も離婚条件を大きく左右するようである。そして、不倫の証拠の背景、例えば、飲み会の後での不倫関係と、日常生活の中での不倫関係の場合とでは自ずと不倫の意味も違ってくる。

そして、ご主人の不倫を奥様が知ったのはいつ頃からなのか。その事を知ってから、または薄々知るに至ってから、奥様はどの様な改善策を講じられたのか、または、放置されていたのか、によっても離婚の条件(慰謝料の金額に差が出てくる。離婚による慰謝料なのか、離婚原因による慰謝料か。)は違ってくるようである。

ご主人が、不倫に至る以前の夫婦関係はどうだったのか。正常な夫婦関係を営まれていたのか、崩壊状態であったのか。この崩壊状態というのはなかなか定義が難しい。これらの詳細は個別の夫婦の問題であり、法律で文書化されていない問題である。しかし、婚姻関係の解消の原因(要因)を突き止めるとなると、大変重要な問題となる。

結論として、不倫の証拠を撮られたからといって、不倫の証拠があるからといって安心は禁物である、という事である。証拠があるからとか、証拠を撮られたからといって、安心したり、心配したりする事はないのである。

ここで具体的には申し上げられないが、離婚をお考えになっていて、不倫の証拠を有意義に活用したいと思っていらっしゃる人も、逆に、不倫の証拠を撮られて困っていらっしゃる人も、いずれの立場にいらっしゃる人も、そう心配する事はないのである。もし、いずれかの立場に立っていらっしゃってお困りであれば当社の「無料相談コーナー」に相談頂きたい。

また、ご主人の不倫相手女性で、男性の奥様から慰謝料の請求をされた女性の立場の人、その逆で、ご主人の不倫相手女性に慰謝料の請求をしたいと思っていらっしゃる奥様、慰謝料の請求方法等々も相談頂きたい。

この場合も、慰謝料を支払わなければならないケースと、支払わなくてもいいケースがある。貴方の場合はどちらになるのかもご相談頂ければ、と思う。

配偶者の不倫を原因に、離婚を前提として慰謝料の請求をされる場合、家庭裁判所に、ご主人と不倫相手女性の2人をまとめて調停の申込をされる方向になってきている。この様な事案が多いので一括処理の方向に進んでいるのが実情である。しかし、ご主人と相手女性を別々にして決着をはかりたいとお考えの場合は、まず先に、ご主人の不倫相手女性を「簡易裁判所」に調停の申し込みをされるとよい。

そして、女性との問題が解決した後に、ご主人との問題に取り組むのが良いように思う。しかし、現実は、前述の通り、ご主人と不倫相手女性とを一緒にして、慰謝料などの問題解決を図ろうという方向に法律は動いている。

いずれにしても無知は何の利益ももたらさない。いろいろなところで尋ねてみて、ご自分が抱えている問題を一番分かりやすく説明してくれたところに相談をしてみる事である。情報化の化が取れて情報社会である。為になる情報をドンドン集めてみる事だ。
以上

文責 井上 俊彦

「気になることはまず調査」TEL 0120-10-7830 FAX0120-88-7830