トップページへ
当社概要 理念・営業方針 探偵カウンセラー 調査種目・料金 結婚調査 素行・不倫調査
得意分野 人探し・家出人調査 カウンセリング 交渉術 内容証明・合意書 メルマガ
コラム Q&A 法律のいう離婚原因

調査の窓から  さまざまな人間関係・世情・社会的関心ごとなど適宜取り上げていきます

調査を通していろいろな人間模様を垣間見ることができます。
このコーナーは、調査を通して感じた事を始め、世情、社会的関心ごとなどを適宜取り上げます。ご意見・ご感想など、Eメールでドシドシお寄せください。お待ちしております。


第36回 【  調査業者は、何を期待されているのか?  】

遅くとも来年の春には「探偵業法」が施行されるでしょう。業者は社会の中で職業として認められるということです。と、いうことは社会化されることになります。社会的職業に携わるものとして業者は、調査に付加価値を持たせなければならないのではないか、と常々考えています。ただ、調査をしてお終いでは、社会はそっぽを向くのではと危惧しています。

我々の仕事は普段の生活には必要ありません。しかし、イザというときに無かったら困る、誰もが頼りたくなる仕事、という認識の基で調査業者は付加価値について見つめてみる必要があるのではないでしょうか。調査業者の付加価値で一番簡単で、かつ依頼者に望まれているのは、調査後の問題処理の相談・アドバイスです。これが出来るのは当たり前のことですが、キチッとした調査が出来ていることが前提になります。

調査後に依頼者から相談された場合、弁護士を紹介しますとか、処理の問題まで立ち入りませんので、という業者があるとお聞きしています。こういう業者は、

  1. 依頼者の立場に立って考えたことがないのか。
  2. 依頼を受けて調査したその結果報告の内容に今ひとつ自信が無くてオープンになるのを避けているのか。
  3. 相談を受けて問題解決に導くための能力がないのか。

以上の内のいずれかではと考えます。聞くところに依りますと、違う人物を調査と関係ある人物のように作って報告している業者があるそうです。これらの業者は、事後に責任は持てないのでやりっぱなしにするでしょう。

依頼者は間違いなく調査後のケアを希望されている人が多いのです。不倫調査の場合など特にそういう傾向が目立ちます。調査後の対処方法を弁護士に依頼するとなると、さらに費用がかさみます。そして、再びご自分のプライバシーを知らない人に知らしめる必要があります。更に、時間がかかります。

男女関係の事後処理はそう難しくはありません。法的処理に委ねる場合でも複雑な法律は必要ありません。万一、裁判になれば弁護士に頼まなければならないでしょうが、それまでに解決できることが90%以上です。それらのことをキッチリと理解した上で依頼者の立場に立って善処する、という姿勢がこれからの調査業者に求められています。

私は、電話とかメール、あるいは直接相談をいただいた方、又は、調査をご利用いただいた方の中から、この人に聞いてみようと思った人100人余りの方に『調査業者にご希望されることがありましたら教えてください。』といって、お尋ねしました。その結果、80%以上の方は「調査後のケア」と「明確な料金設定」を打ち出している業者に依頼する、というお答えでした。

調査依頼は初めての方が多いのです。不安とか心配事の払拭のために、現実の事実を把握するための調査を依頼されて調査結果が出ても、その結果に対してどの様に向き合えばいいのか、対応方法が分からない人が多いのです。

調査結果に対して正当なアドバイスができないということは、調査結果という情報を商品にたとえますと、売りっぱなしで、使い方はあなたの自由にしてください。と、商品を買ってもらった人に使い方を教えられない商売人と同じです。これでは業者のマスターベーションです。

更に食欲にたとえますと、お腹がすいたときに何か手近にある食べ物を食べたとしましょう。それを食べると食欲は満たされますが、おいしかったと言えるかどうかです。そして、その食べ物を又、食べて見たいという気になるかどうかです。空腹を満たすためだけに食べた食べ物は、食欲は満たされたのだけど、おいしかったという気持ちは満足し、納得してない、という事になるでしょう。

商品及びサービスの付加価値というのは業種を問わず、買って良かった、利用して良かったというお客さんの満足感とか納得していただく、いわゆる気持ちの価値観ではないでしょうか。ちょっとしたアドバイスが欲しい、アドバイスいただいたお陰で助かりました。と、いうお話はよく聞きます。アドバイスできないのはどの様な業種であっても、その業界の素人ではないでしょうか。

話しを元に戻します。調査を依頼された方の多くは、初めての経験ですので調査結果に何らかのアドバイスをいただきたいと願っていらっしゃる方が多いのです。その実例を紹介します。本人の許可を得て紹介しています。

相談事例です。
主人の不倫調査後、離婚を前提とせず、相手との関係を解消させ、解決策を模索していて、内容証明の書き方をHPで検索していたところ、御社のHPを拝見しました。内容証明もさることながら合意書、というのにもうなずけました。御社のように、親切に書いてある調査会社のHPはおそらく他にないと思います。

私が主人の不倫調査を依頼した調査会社の人は、善し悪しは別にして、好意的に 長期間動いてくれたように思っています。調査を担当された人にお聞きしたことがあります。他の依頼人は調査をした後どうされていますか? その時の答えは、我々は、調査後、依頼人がどうしたかまでは立ち入りません。 と、いう返事でした。

やはり、東京都調査業協会に所属する弁護士を紹介する。若しくは、報告書を夫なり相手方に突きつけて、という家族会議的な手法の提案でした。

ほとんどの依頼者は、配偶者の不貞に気付いてはいるものの、どう対応していいのか分からず、状況が悪くなっている方が多いのです。

私も自分が悪いわけではないのに、夫と離婚をしたくないが為に、時機を逃し、最悪の事態を招き今に至ります。調査前後のケアをキチンとしてくれる調査業者があったらいいなぁ、と、この度つくづく思いました。調査は別なところに依頼したにもかかわらず、事後相談のアドバイスを頂くだけですがよろしくお願いします。

この事例はまさに商品の売りっぱなしと同じです。無責任です。弁護士紹介云々を言う前に、調査業者として仕事をした以上、プロならばいくらでも依頼者の立場で改善のためのアドバイス及び実行の方法を示唆できるはずです。これでは社会からあてにされなくなるのは目に見えています。私が依頼者の立場であっても、調査をしたくても辞めよう、と思うか尻込みしてしまいます。

ちなみに事例の相談者とはメールで約1年間、ご主人の不倫相手との交渉の方法、次にご主人との交渉の方法を始め心構えなどについて、相談者の意向を尊重しながらアドバイスを送っていました。結果は、相談者の意志が調停委員を動かした様で、ご相談者のほぼ満足な結果になったのでした。

「探偵業法」という法律が出来ても、業者として業に携わる人間の心構えが素人集団では社会に支持されないのでは、と危惧します。逆に言いますと、依頼者は、調査依頼の際、調査業者の善し悪しを見極める力を持たないと精神的にも経済的にもいらざる負担を被る結果になるでしょう。

以上

文責 井上 俊彦


『調査の窓から』
バックナンバー ⇒⇒
第1回 【 愛について 】
第2回 【 合理的離婚事情とは 】
第3回 【 離婚を決断する前に 】
第4回 【 離婚は人生設計をしてから 】
第5回 【 君子は危うきに近寄らず 】
第6回 【 ストーカーについて 】
第7回 【 DV防止について 】
第8回 【 有名と一流について 】
第9回 【 二極化について  】
第10回 【 プロの条件とは  】
第11回 【 人間関係は挨拶の言葉から  】
第12回 【 時代と社会、そして、調査業  】
第13回 【 不倫は人間学?それとも経済学!? 】
第14回 【 不倫は人間学?それとも経済学!?2 】
第15回 【 不倫と慰謝料 】
第16回 【 浮気と不倫。そして、慰謝料 】
第17回 【 ラジカルに進んでいる調査業社(者)の二極化 】
第18回 【 私はメールで離婚しました 】
第19回 【 女性の社会参加と不倫 】
第20回 【 調査業界の雑感 】
第21回 【 調査は、探偵カウンセラーの時代です 】
第22回 【 調査業者は「探偵カウンセラー」になります 】
第23回 【 いろいろな調査業者 】
第24回 【 歓迎される業界の法制化 】
第25回 【 生活の多様化と人間関係の希薄化 】
第26回 【 調査会社の今後のあるべき姿 】
第27回 【 時代と社会から歓迎される調査業者を希求します。 】
第28回 【 男と女のゲームオーバー 】
第29回 【 ますます分からなくなった人の心 】
第30回 【 建物の構造疑惑と調査業 】
第31回 【 調査業者の課題 】
第32回 【 素行調査の見積もり制に異議あり 】
第33回 【 迫られる調査業の改革 】
第34回 【 調査業の課題 】
第35回 【 探偵業法施行前に思うこと 】

「気になることはまず調査」TEL 0120-10-7830 FAX0120-88-7830