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コラム Q&A 法律のいう離婚原因

調査の窓から  さまざまな人間関係・世情・社会的関心ごとなど適宜取り上げていきます

調査を通していろいろな人間模様を垣間見ることができます。
このコーナーは、調査を通して感じた事を始め、世情、社会的関心ごとなどを適宜取り上げます。ご意見・ご感想など、Eメールでドシドシお寄せください。お待ちしております。


第38回 【  調査業者は、何を期待されているのか?NO2 】

今回は前回の続きになります。前回では1,「調査とは何か」2,「何故、調査をするのか」3,「どの様な調査が可能なのか」について書きました。今回はその続きで、4,「調査で分かった事への対策の方法」 5,「調査をした場合としなかった場合」6,「これからの時代、調査業者はどうあるべきか」などについて書いてみます。

4,「調査で分かった事への対応方法」についてです。

 この問題は簡単なようで非常に多くの方が迷われているようです。調査をして分かるということは、人の行動、或いは物の移動と共にその行動の内容、移動の内容も分かる、ということになるのが通常の調査だといえます。

不倫調査を例に申します。
この場合の調査は、不倫を働いているだろう人物の行動を把握します。いつ何時にどこ何処に立ち寄った。そして、そこはどの様なところであった。どの様な人物と会っていた。そして、異性と会っていて、男女の関係にあるものと推定できる場所に出入りしていた。相手は何処の誰であった。と、いうようなことになります。

夫の不倫調査を依頼される方は、予め夫の不倫を疑っていらっしゃったのですから、調査結果の夫の不倫の事実に対して、格別驚かれないようです。やはり私が思っていたとおりであった、というように夫の不倫の事実は素直に受け入れられるのです。

しかし、問題は不倫の事実がハッキリした後の対応です。その対応についてはいろいろなケースが見られます。細かいことは別にして、夫の不倫の事実を知らされた妻側の対応の3つのパターンについて書いてみます。

一つは、夫の不倫は妻への裏切り行為である。許すわけにはいかない。人格をおとしめられて黙っているわけにはいかない。離婚をする。と、いうようにお考えになるタイプです。

二つ目は、夫の不倫は許せないが、諸事情があるので離婚はしたくない。しかし、不倫を見逃すわけにはいかないので、不倫を中止させたい。と、いうように不倫さえなければ夫婦でありたい、というようにお考えになるタイプです。

三つ目のタイプの人は、夫の不倫にどの様に向き合っていけばいいのか分からない。不倫を認めるわけではないがそれを中止させる方法も見つからないので、ただただ夫の不倫が止むのを待つのみである。しかし、心の中で「あーでもない。こーでもない。」というように考え続けて、夫の不倫の中止を求めて何か行動を起こした場合の、うまくいかなかった結果をついつい考えてしまい、それで何一つ行動に移せないで悶々とした気持ちで毎日を過ごしている人です。

夫の不倫を知った妻の行動パターンは、大きく分けると前記の3通りのパターンに分けられます。この3通りのパターンのいずれを選択されていても、選択される妻側にはそれぞれ言い分があります。その言い分は、年齢、夫の職業、社会的立場、信用、経済、性格等々によって違いがあります。

言い分はそれぞれあるようですが、夫の不倫にどの様な対応をされようがその奥さんのご自由です。しかし、個々の立場はどうであれ、共通することがあります。それは、問題解決に向かって何らかの行動に移さなければ、本来責任のないご自身に言われ無き難題が発生するということです。

ここでいえることは考え込まずに、ご自分が希望されるあるべき姿をイメージして、それを実現するにはどの様な方法があるのか、そして、その手順は?これらのことを理性的にお考えになって、ご自身がお考えになる夫婦像、或いはご自身の人生設計に向かって行動されることです。

三つ目のパターンは、一番良くないケースです。家庭内・夫婦の仲に持ち込まれた解決しなければならない問題を、自分の関わり知ったことではないので、という感じで問題と距離を置いた、他力本願、或いは問題の回避、逃避したものの考え方をされています。そのつけが「うつ的なものの考え方」としてご自身に固定化される様になります。ここが何よりも注視しなければならない点です。

夫の不倫問題を始めどの様な問題でも、ご自分と直接関わり合いがあって避けて通れない事柄に距離を置くと、もの事に対して「分からない」という不安意識が鮮明になってきます。それがやがてご自身のものの考え方となり性格になります。

問題を解決に向かって行動するには、何故それをするのかの目的をハッキリさせ、それを実現させるための方法を考えます。次に、方法の手段を決めます。これらのことをひとつずつ丁寧に実行することで不倫問題の解決は勿論、その他の問題に関しても大抵のことなら可能です。

途中で計画がうまくいかなかった場合でも諦めないことです。うまくいかなかったところで立ち止まり、何処がうまくいかなかったのかを見つめ直すことです。決して諦めないことです。更に、枝葉の問題と問題解決のための中心となる事柄を分かることです。そして、枝葉の問題は無視して目的に向かって進むことも大切なコツです。

5,「調査をした場合としなかった場合」

くどいようですが調査は何ごとかの実態を把握する目的で行います。この事から、調査をしなかった場合は、気になる対象の実態は分かりません。対象の実態が分からないということは、想像とか推測で対象を判断するしか仕方ありません。そうなると、間違った判断の下で何ごとかの行動を起こすことになります。

想像とか推測に基づく行動は、現実と乖離した行動になりますので社会一般から受け入れられない、独自のものの考え方による結果の行動になります。その様なものは、ある一部の人にしか通用しないものになります。説得力に欠けます。

調査結果の事実に基づいて問題解決の行動を起こす場合と、推測で問題解決の行動を起こす場合の、結論の確かさは誰の目にもハッキリします。調査は、問題解決の一つの手段であるのと同時に、現実を直視して、そこから問題解決を図り、再発防止策を講ずる方法でもあります。

調査をせずに問題解決を図ろうと考えることは、現実と合わない事柄が沢山発生するのではないでしょうか。更に、自分の考えに固執した解決方法になりますので、その解決策は相手に受け入れられなくなるように思います。そして、ご自身を追い込む結果にもなります。それは、現実に基づかない恣意的な判断によるものだからではないでしょうか。

不倫調査などのプライバシーに深く関わる調査は、事実に基づいた問題解決方法でなければならないのは疑いの余地はありません。そうでなければ、プライバシーの侵害、又は、人権侵害、或いは、中傷誹謗のそしりを受けないとも言い切れませんので。

6,「これからの時代、調査業者はどうあるべきか」

調査業の将来について

これからの調査業者は、調査の価値の創造に目を向けるべきだと思います。
調査業者は、社会に対してどの様なことが出来るのか。どの様なことが期待されているのか。これらのことを考えた場合、どの様な業種に於いても価値の創造が問われているのではないでしょうか。業者として社会への貢献です。

我々の仕事に関する価値の創造とは、直接の調査の他、調査に関連した他の領域の仕事とリンクさせた新たな仕事を調査に組み込むことになるでしょう。
それは、調査の現場で依頼者と話し合っていて分かることですが、カウンセリングです。調査とカウンセリングを組み合わせた調査業は、調査の価値の創造であるでしょう。

調査という仕事を行う上でカウンセリングは切っても切り離せないものです。何故かというと、我々の調査種目のほとんどは、ある種の現象を伝えるわけです。しかし、それだけでは依頼者は満足されない、というよりも物足りなさを感じていらっしゃいます。いわば消化不良を起こされています。

ある種の事実としての現象が表出するのには、それなりの原因とか根拠のようなものがあります。それは、何故そうなったのかというものになります。事実の結果だけが分かっても、原因となるものが分からなければ納得しがたいのです。

同じように、原因と結果が分かっても対策とかの後の処理の問題が分からなければ、情報として得られた調査結果の事実が生かされません。調査結果としての現象の原因を分析してより真実を理解し、さらに、調査結果への対策は、カウンセリングのチカラを借る必要性に迫られるのは誰の目にも疑いの余地はありません。

時代の変化とめざましい価値観の変化の中にある今、調査業者も例外ではないように思います。今までのようにただ調べるだけの調査業者から、ご依頼者にとって価値のある調査であった、と理解していただくために、「価値の創造」は不可欠です。調査業者の「価値の創造」は、というと、「カウンセリング」になるのではないでしょうか。

人の動き及び働き、そして、物の移動、動き、等には人の「意思」が働きます。この「意思」と離れた調査は、前時代的な調査になるように思います。心の時代といわれるようになって久しい今日、特に人の動きに関しましては、その「意思」を推し量り推測し分析していくカウンセリングの力量が「調査業者」の優劣を左右するのではないでしょうか。

調査にカウンセリングをドッキングさせることこそ、調査業者の「価値の創造」に直結するように考えます。
ただし、ここでいうカウンセリングは本物のカウンセリングのことです。営業用で、依頼者自らの感情に相槌を打って仕事に結びつけようとする、良心に反した「同情」的な言葉のやり取りをいうのではありません。

更にいうと「調査業者」の「価値の創造」は「カウンセリング」と「プロファイリングの技法」の習得になります。「プロファイリング」を、調査に活用すると、ある人物の行動パターンを始めものの考え方などが分かります。

「プロファイリング」は、ある事実の中の真実をある種の技法で引き出す方法です。調査などで「プロファイリング」を活用すると大変良い結果が出て喜ばれています。 

業種の枠を超えた働きが求められている今、社会の要求が多様化しています。調査業者もそれに応えるようにならなければならないのではないでしょうか。過去の歴史の中で安住できる職業は何もありません。

以上

文責 井上 俊彦


『調査の窓から』
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第1回 【 愛について 】
第2回 【 合理的離婚事情とは 】
第3回 【 離婚を決断する前に 】
第4回 【 離婚は人生設計をしてから 】
第5回 【 君子は危うきに近寄らず 】
第6回 【 ストーカーについて 】
第7回 【 DV防止について 】
第8回 【 有名と一流について 】
第9回 【 二極化について  】
第10回 【 プロの条件とは  】
第11回 【 人間関係は挨拶の言葉から  】
第12回 【 時代と社会、そして、調査業  】
第13回 【 不倫は人間学?それとも経済学!? 】
第14回 【 不倫は人間学?それとも経済学!?2 】
第15回 【 不倫と慰謝料 】
第16回 【 浮気と不倫。そして、慰謝料 】
第17回 【 ラジカルに進んでいる調査業社(者)の二極化 】
第18回 【 私はメールで離婚しました 】
第19回 【 女性の社会参加と不倫 】
第20回 【 調査業界の雑感 】
第21回 【 調査は、探偵カウンセラーの時代です 】
第22回 【 調査業者は「探偵カウンセラー」になります 】
第23回 【 いろいろな調査業者 】
第24回 【 歓迎される業界の法制化 】
第25回 【 生活の多様化と人間関係の希薄化 】
第26回 【 調査会社の今後のあるべき姿 】
第27回 【 時代と社会から歓迎される調査業者を希求します。 】
第28回 【 男と女のゲームオーバー 】
第29回 【 ますます分からなくなった人の心 】
第30回 【 建物の構造疑惑と調査業 】
第31回 【 調査業者の課題 】
第32回 【 素行調査の見積もり制に異議あり 】
第33回 【 迫られる調査業の改革 】
第34回 【 調査業の課題 】
第35回 【 探偵業法施行前に思うこと 】
第36回 【 調査業者は、何を期待されているのか? 】
第37回 【 調査業者は何が出来るのか No1 】

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