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調査の窓から  さまざまな人間関係・世情・社会的関心ごとなど適宜取り上げていきます

調査を通していろいろな人間模様を垣間見ることができます。
このコーナーは、調査を通して感じた事を始め、世情、社会的関心ごとなどを適宜取り上げます。ご意見・ご感想など、Eメールでドシドシお寄せください。お待ちしております。


第40回 【  探偵とは何者なのか? 】

探偵のイメージと課題

『探偵という言葉は、何となくイヤな感じがします。』『後ろ暗いイメージを受けます。』『タウンページで探偵というところは避けました。』(探偵という名前を使っている調査業者は避けた、という意味です。)

先日お見えになった50歳代前半のご婦人が仰っていた言葉です。そのご婦人は、公務員ですので土曜日とか日曜日でないとこうしてご相談に伺えないのです。と、言ってご家族の問題についてのご相談を土曜日に頂いたのでした。

今回、「探偵」という言葉について考えてみます。
先のご婦人が仰るように、何故「探偵」という言葉が負のイメージで捉えられているのか、です。実は先のご婦人以外の人達からも、ハッキリとではないのですが「探偵」という言葉のイメージについて良く思っていらっしゃらない人がたくさんいらっしゃるのだと言う事は前々から感じていました。

そこで、「探偵」という言葉からくるイメージを、今までのお客さんの言葉を借りてイメージすると次のようになります。「陰湿」「イヤな事を探る」「後ろ暗い」「プライバシーを探る」「何者か分からない」「怖い」「いい加減な仕事」「うしろめたい事をしている」「胡散臭い」「等々という様に、実際の仕事の意義とは違ったイメージで捉えられていらっしゃる方が沢山いらっしゃる、という事です。

そこで、「探偵業法」なるものが施行された今、近年の「探偵」という名の調査業者は、従来一部にあった負のイメージと違うのであって、生活になくてはならない仕事である、という事を世間に知って頂くべきだと思います。それには、いわゆる「探偵・ 興信所」などの「調査業」の情報公開です。法施行後の「探偵」は、法律施行以前に一部業者に見られた何でも有りのダーティーなイメージを業者全体で払拭するための努力が必要だと考えます。

それにはまず、「探偵業」そのものを「情報公開」、オープンにする事ではないでしょうか。オープンにする事でご利用者も安心してご利用いただけるようになると思います。そして、社会になくてはならない職業だというように広く認識していただけるのではないでしょうか。

「探偵業」の「情報公開」、オープン化はとりあえず以下の点についてオープンにする事から始めては如何でしょうか。これは、個別の業者の好みとか好き嫌いの問題ではなく、業者に社会が要求している問題だと認識すべき問題ではないでしょうか。

◎「探偵業者」が社会にオープンにすべき具体的項目
1,「探偵の仕事」はどういう事をしているのか。
2,「探偵の仕事はどの様な方法で行うのか」
3,「探偵」の仕事に就いている人はどの様な人なのか。
4,「探偵業者」の調査能力の違いはあるのかどうか。
5,「探偵業者」の調査料金の違いはあるのかどうか。
6,「探偵」の調査料金の基準はあるのかどうか。
7,「探偵」の調査はどの様に役立っているのか。
8,「探偵」が行った調査が問題解決に役立つのか。
9,「探偵」を頼むにはどの様な時に頼むのが良いのか。
10,問題を抱えながら「探偵」に頼まなかった場合、どうなるのか。
11,「探偵」を依頼する場合、何を基準にすればいいのか。
12,「探偵業」の今後のあるべき姿について。

順不同に書き連ねましたが、これらの事について具体的にオープンにする事によって、如何に多くのメリットが業者側にもたらせられるかは「探偵業法」成立に賛成した業者ならご理解いただけるでしょう。

◎次に「探偵・興信所」の意義と課題についてです。
社会の第一戦に出て目立たなくてもそれなりに社会の役に立っている仕事は沢山あります。我々の仕事である調査業も、社会の表に立つ仕事ではありませんが、社会を支える個人の安心と安全を確保する意味で、なくてはならない仕事だと思っています。個人が安心の状態でなければ社会そのものが不安定で秩序が保てなくなります。

社会の表に出ない裏方で仕事をしている人の多くは、個人を対象にしています。裏方で支える人があるから個人は社会の第一線で活躍できるのではないでしょうか。どの様な人間であろうと個人と社会という関係を切り離して生きられません。社会の発展的生産は個人が安心・安全な状況にあって始めて成り立つものです。

この事から個人の安心・安全な生活は社会になくてはならないものですが、対の関係ではありません。社会と個人は切り離せない関係にあるからといって、社会は、個人の自由裁量の場所、つまり家庭生活などには関知しません。個人の責任で安心・安全を維持しなければならないプライベートな空間での問題は自己責任になります。

プライベートな空間は自己責任だからと言って、すべての個人が問題解決に向かって働きかける事が可能なのか、といった場合、可能な人もあれば難しい人もあります。自分でプライベートな問題を解決できない場合は、放置するか誰かに頼んで問題解決に向かわなければなりません 。

その様な時「探偵社・興信所」などの個人を対象とする調査業者は、個人の依頼に基づいて、プライベートな問題解決に必要な事実及び事実関係の何事かを調べて、解決策の手がかりとなる資料を収集するのです。「探偵・興信所」等を営む業者は、仕事の受注は個人が圧倒的に多いのです。そして、個人以外の団体とか企業の依頼であっても個人の何事かについて知りたい、という依頼になります。

この様に仕事の対象又は受注先はプライベートに関わるものがほとんどです。従って、業者は職業に対する倫理観を日頃から研鑽しなければなりません。

私の知る限り、調査業の業界には、何々協会とか組合とかの団体が沢山あるようですが、前記の事を教えている協会は存じません。研修会などはよく開催されているようですが、そのときの講師は「自治体」の関係者或いは「法律家」「警察官」だったりします。これらの講師を招いての教育研修は、一業者から見てどの様に役立っているのか疑問です。

行き当たりばったりの教育研修よりも、先に挙げた12項目を理解して、説明できるようになる方がはるかに業者として社会化が図れるのではないでしょうか。

前記の教育研修は、業者としての理念とか哲学は何もありません。いわば、仕事上の対処療法的なものです。それ故、各協会は、社会に対して自分のところに加盟している会員に依頼すれば間違いない。と、いうような虚偽の広告宣伝をしているのです。
教育研修の順序を間違えているのでは・・・。

私のところに寄せられている苦情は、全国的に展開していて協会に加盟している会員業者の苦情ばかりです。これらの苦情を仰る方は、業者の名前を仰る方もあれば、業者の名前を仰らない方もあります。業者の名前を仰った方からその業者の名前をお聞きしたところ、先述の通り「何々協会加盟で安心です。」と、うたっている業者が 苦情を発生させている業者でした。

これらの実例から言える事は、調査業者が何処のどの様な団体に加盟していようが、その業者の規模が大きかろうが小さかろうが調査能力と信頼関係は全く無関係だという事が分かったのです。業者各々が携わっている調査という職業の認識と理解の問題になるようです。この点を研修しなければならないのに、場当たり的な研修では業界の社会化は図れないように思います。

「探偵業法」の下で営業を行う時代になった調査業です。業者は個人のプライバシーを扱うのであるという自覚と、調査業者の行う調査は社会的にどの様な意義があるのか、それにはどの様な「哲学」を持って当たらなければならないのかを、調査のテクニック・技術以前に身につけなければならない、業者としての一義的な問題ではないでしょうか。

以上

文責 井上 俊彦


『調査の窓から』
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第1回 【 愛について 】
第2回 【 合理的離婚事情とは 】
第3回 【 離婚を決断する前に 】
第4回 【 離婚は人生設計をしてから 】
第5回 【 君子は危うきに近寄らず 】
第6回 【 ストーカーについて 】
第7回 【 DV防止について 】
第8回 【 有名と一流について 】
第9回 【 二極化について  】
第10回 【 プロの条件とは  】
第11回 【 人間関係は挨拶の言葉から  】
第12回 【 時代と社会、そして、調査業  】
第13回 【 不倫は人間学?それとも経済学!? 】
第14回 【 不倫は人間学?それとも経済学!?2 】
第15回 【 不倫と慰謝料 】
第16回 【 浮気と不倫。そして、慰謝料 】
第17回 【 ラジカルに進んでいる調査業社(者)の二極化 】
第18回 【 私はメールで離婚しました 】
第19回 【 女性の社会参加と不倫 】
第20回 【 調査業界の雑感 】
第21回 【 調査は、探偵カウンセラーの時代です 】
第22回 【 調査業者は「探偵カウンセラー」になります 】
第23回 【 いろいろな調査業者 】
第24回 【 歓迎される業界の法制化 】
第25回 【 生活の多様化と人間関係の希薄化 】
第26回 【 調査会社の今後のあるべき姿 】
第27回 【 時代と社会から歓迎される調査業者を希求します。 】
第28回 【 男と女のゲームオーバー 】
第29回 【 ますます分からなくなった人の心 】
第30回 【 建物の構造疑惑と調査業 】
第31回 【 調査業者の課題 】
第32回 【 素行調査の見積もり制に異議あり 】
第33回 【 迫られる調査業の改革 】
第34回 【 調査業の課題 】
第35回 【 探偵業法施行前に思うこと 】
第36回 【 調査業者は、何を期待されているのか? 】
第37回 【 調査業者は何が出来るのか No1 】
第38回 【 調査業者は何が出来るのか No2 】
第39回 【 調査後の対策はこれで万全 】

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