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コラム Q&A 法律のいう離婚原因

調査の窓から  さまざまな人間関係・世情・社会的関心ごとなど適宜取り上げていきます

調査を通していろいろな人間模様を垣間見ることができます。
このコーナーは、調査を通して感じた事を始め、世情、社会的関心ごとなどを適宜取り上げます。ご意見・ご感想など、Eメールでドシドシお寄せください。お待ちしております。


第46回 【  興信所・探偵などの仕事は胡散臭い仕事なのか? 】

興信所・探偵社が一部で胡散臭い、と思われているようですが、調べてよかった。これ

でスッキリした。と、いう評価を得ているのも事実です。では何故一部にしろ、未だに

「胡散臭さ」のイメージで見られるのか、です。この点を明らかにしていかなければ、

本当の意味で業界の社会化は図れないのではないでしょうか。

 

調査業界に籍を置く者としてこの点について検証してみたい、と思ってお客さんに

色々お伺いしたご意見を参考にしながら、私なりの意見を書いて見ました。これは、

少しでも多くの方々に調査業界について知っていただいた上でお気軽にご利用いた

だきたい、という思いからです。

 

◎胡散臭いと思われるのは、何故か?

最大の原因として考えられるのは、調査の対象と手法がオープンに出来ない点と、業

者の調査能力と料金体系の不透明な点が、今なお「胡散臭い」として一部に理解され

ているのではないでしょうか。不透明な点が「胡散臭さ」に繋がっているようです。

では、具体的にどの様な点が胡散臭さに繋がる問題なのかです。

 

◎具体的な問題点

1,被調査人(調べられる人)に、調べているのを気付かれないように、密かに調べ

るから。

2,調べる内容が、プライバシーに関する事が多く含まれるから。

以上の2点が、胡散臭いと感じられている大きな原因のようです。更に、

3,調査結果の報告書面が杜撰で、調査を真面目にしているのかどうか疑わしい点が

伺われるから。

4,調査料金の不透明感がぬぐえない。あるお客様から直接お聞きした話によると、

調査料金を5〜6社に直接聞いたところ、上下20倍弱差があった。と、仰っていま

した。

 

以上の様点に関して、不審に思われている事柄を払拭するためには、まず業者とし

て不審に思われている点を説明しなければなりません。特に、

1,何故、秘密裏に調べなければならないのか。

2,何故、プライバシーについて調べるのかを、説明していく必要があります。

 

上記の1,2,については、我々の仕事をどの様な立ち位置で見るかで「胡散臭い」
仕事と映るのか「自分にとって役に立った」と思えるのか、見方に違いが発生します。

 

プライバシーを社会という公の立ち位置から眺めて良し悪しを判断するのと、プ

ライベートな立ち位置で観るのとは、見方に大きな違いが発生します。社会的な公

の立場に立って興信所・探偵社などの調査の仕事を観た場合、個人的な事を探る仕

事なので、胡散臭く感じられるものです。更に、胡散臭い仕事をしている者は信用

できないのでは、となります。

 

一方、依頼者の家族の誰かの立場に立って、素行調査等の調査を依頼した人の立ち

位置から調査を考えてみた場合、家族が抱えている問題解決のために、調査で事実

を知った上で解決策を決めよう。と、いうように調査そのものが至極当然な行為に

なります。ここでは、個人の正当な権利のようなものが、社会よりも優位におかれ

たものの考え方になるので、個人的調査そのものに違和感を感じないのです。

 

我々の仕事を、どの立ち位置で観て判断するかによって見方が変わるのです。社会

的な立ち位置から観ると、個人についていちいち詮索するなんて・・・?と、いうよう

に「胡散くさい」印象を持つ一方、悩みを抱えている個人の立場に立ってみてみる

と、悩む気持ちが分かるわぁ、仕事も手に付かないのは当然だわぁ、悩みは早く片

付けた方がいいのょ、となりますので、悩みの原因となっている対象を調べるのは

至極合理的になります。

 

結果、どちらの立ち位置に立って我々の仕事を観るのかです。我々の仕事はその性

質上当然、個人的な立場に立って観るのが正当な判断なのです。公の、社会的な立

ち位置で我々の仕事の是非を論じるのはナンセンスなのです。プライバシーを社

会は評価しない事からもお分かり頂けるのではないでしょうか。

 

なぜかというと、我々の調査は「個人の安心」「安定」という人間が生きるための

根幹に深く関わっているからです。個人が安心・安定の状態でなければ、仕事も学

業も人間関係もうまくいかないのは誰でも分かります。個々人が安心・安定の状態

で社会参加できなければ社会秩序も何もかも崩壊します。

 

したがって、我々の調査という仕事は、社会が安定するための基本である、個々人

が安心して自分を始め家族、親族と関わりを持って暮らせると同時に、その人が何

らかの形で社会に貢献しながら生きられる、お手伝いを調査という仕事を通じて

しています。この様な仕事と立場なので、社会の第一線に出て目立つ仕事ではあり

ません。プライバシーという社会の表に出ない事柄に関した仕事をしていますが、

社会になくてはならない仕事です。と、いうのが、興信所・探偵に係わる者の社会的

立場です。

 

結果、プライバシーを社会的な問題として扱わないので秘密裏に調べるようにな

ります。又、プライバシーについて調べる理由は、個人が社会参加するためにはプ

ライバシーが充実した状態になければならない、というのが理由です。

 

◎次に、調査能力と料金の不透明感についてです。

まず、調査能力の問題を正していく一番は、調査員のひとり1人が研修を重ねて調

査の仕事に係わる者の基本である、理念と技法を習得する事です。インターネット

などで見られますが、仕事に関係する言葉に「浮気」とか「不倫」という言葉があ

ります。これらの言葉は、調査の仕事に従事し、ご依頼者からお金を頂いて、仮にも

プロといわれる以上、言葉の使い分けぐらいは理解しておかなければならないの

に、慰謝料請求する際においても「浮気」として表記している業者があります。

 

浮気でも不倫でも同じだと理解している業者があれば問題です。何気ない会話の

場合は相手が言葉の意味を了解すれば何も問題はありません。しかし、何らかの問

題を法的に処理しようと思った場合、正しい意味の言葉を使うのは当然ではない

でしょうか。なのに、不倫或いは不貞というべきなのに浮気という言葉を使って慰

謝料を請求する。等々の記述が調査業者のホームページでよく見かけます。

 

仮に私が、浮気の慰謝料を支払え、というような通知を受け取ったならば、一銭た

りとも払わないのはもちろん、その通知書を差し出した相手に対してそれなりの

対処をするでしょう。

 

「浮気」とか「不倫」(=不貞)という言葉は、我々の仕事に従事している者の「プロ」が認識すべき言葉です。それで飯を食っているプロが言葉の意味を知らなければ、法的な請求は成立しないのは当然ではないでしょうか。弁護士さんが法的な場面で争う場合、言葉の意味する範囲を自己解釈して問題解決を図ろうとした場合、勝訴出来るでしょうか。

 

少し厳しく言うと、浮気という言葉を使っていたのでは慰謝料は取れないのです。

なのに、「浮気相手から慰謝料を取りましょう」などというような言葉がインター

ネットで散見されます。前述の通り、通常の会話なら「浮気」でも「不倫」(法律用

語は、不貞)でも何でもいいでしょう。しかし、法的な手段をふまえて慰謝料を請求

するのであれば、「浮気」という言葉を、調査業者は使って欲しくないのです。業種

を問わず、言葉ひとつでその業者のプロとしての程度が伺えるものです。

 

更にいうと、浮気(不倫)の証拠を・・・。と、いう言葉もよく見かけます。その証

拠を基に慰謝料の請求を、というものですが、よく見ると浮気(不倫)とはどうい

うものをさしていうのかが、無茶苦茶曖昧なものも見かけます。

 

配偶者のある者が他の異性と性的関係を持つ事。と、いうように浮気(不倫)を捉

えて慰謝料請求しましょう、なんてものもホームページでは見られます。浮気とか

不倫というのは何を指していうのか、どの様な事をいうのか、どうなれば法的に請

求権が発生するのか等々を全く無視した記述もあります。これらの言葉を正しく

理解していなければ、お客様のご依頼項目の「不倫の証拠」が欲しい。と、云うもの

に答えられないのではないでしょうか。

 

間違って言葉を認識していると、お客様の調査依頼事項の認識も自己解釈のいい

加減なものになります。結果として役に立たない調査報告をするようになります。

それは、業者としての信用を失う事にもなります。更に、胡散臭い業者という様に

もなりかねません。業者が社会的に認知されるには、仕事上必要な言葉位は正しく

理解しておかなければ、注文と違った商品(調査報告書)を届けるようになるので

はないでしょうか。

 

◎不透明な料金は早急に改めるべき課題です。

不透明な調査料金は、業者に対する不審を抱かれる要因のひとつです。

それを解消するには、調査料金の相場を知る事だと思います。調査料金は法律で決

められているものではありません。個々の業者が勝手に設定しているのが現実で

す。したがって、何社か電話で調査料金をたずねるといいでしょう。その平均的な

ものを割り出してみる事です。

 

以下は、お客さんにお聞きした話です。

親族関係の調査を頼みたいと思ったけれど何処に頼んで良いのか分からなかったの

で、タウンページを見て片っ端から電話して、5〜6社の方と会って料金を聞いてみ

た。驚いた事に料金がまちまちだった。一番高い業者と一番安い業者との開きは20

倍近くあった。ビックリした。一番高い業者は、200万円で半額先払いだった。一番安

い業者は、12万円で全額先払いだった。どちらの業者も不審に思ったので辞めた。ち

なみに他の業者は、20万円〜30万円だった。

 

この依頼者は、調査をある業者に依頼されたのでした。業者を選ばれた判断基準は、

まず、料金の全額後払いである業者だったこと。料金が20万円という料金であった

事。又、どうしてその様な調査料金になるのか、という料金の説明に対してなるほど、

と思った事。次に、依頼者の依頼内容(知りたいと思っている事)を調査前にかかわ

らず、よく理解してくれた事。と、仰っていた。

 

◎調査料金の相場は?

調査料金の相場について、素行調査と信用調査を例に取って説明します。

一番参考になって、正当だと思うのは、(社)全国調査業協会が示している、1時間当

たり1万5千円〜2万円、という素行調査の相場があります。一応このくらいの料金

が妥当だと思います。これよりも倍の料金を、或いは半額の料金で引き受ける業者に

依頼するのは慎重を期した方が賢明だとおもいます。

 

我々の行う調査方法は、大別して「尾行」及び「張り込み」などを行う狭義の意味で

の素行調査と、主に聞き込みなどによる「信用調査」とか「結婚調査」に大別されま

す。沢山ある調査依頼の項目ですが、調査方法はこの2つに大別されます。素行調査

の料金は前記の通りが基本だと思って下さい。

 

一方の「聞き込み取材」などによる調査方法の料金体系は、調査の項目によって変化

はあるものの一般信用調査は、20万円程度。3代前まで調べる結婚調査は30万円程

度。と、理解していけばいいのではないでしょうか。ただし、基本調査項目を超えて調

査項目が増えるご依頼があった場合は割り増しになるでしょう。以上の料金の説明

は、料金体系を知って頂く上での基本です。

 

社会の趨勢は個人が自分らしく生きるため、迷ったりつまずいたりした場合に手を

さしのべる事が出来る相手を求めています。その相手に、我々が選んでいただけるた

めに、社会に対して色々な角度で説明していく責任があるのではないでしょうか。そ

の点を強く感じましたので書いてみました。


以上

文責 井上 俊彦


『調査の窓から』
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第1回 【 愛について 】
第2回 【 合理的離婚事情とは 】
第3回 【 離婚を決断する前に 】
第4回 【 離婚は人生設計をしてから 】
第5回 【 君子は危うきに近寄らず 】
第6回 【 ストーカーについて 】
第7回 【 DV防止について 】
第8回 【 有名と一流について 】
第9回 【 二極化について  】
第10回 【 プロの条件とは  】
第11回 【 人間関係は挨拶の言葉から  】
第12回 【 時代と社会、そして、調査業  】
第13回 【 不倫は人間学?それとも経済学!? 】
第14回 【 不倫は人間学?それとも経済学!?2 】
第15回 【 不倫と慰謝料 】
第16回 【 浮気と不倫。そして、慰謝料 】
第17回 【 ラジカルに進んでいる調査業社(者)の二極化 】
第18回 【 私はメールで離婚しました 】
第19回 【 女性の社会参加と不倫 】
第20回 【 調査業界の雑感 】
第21回 【 調査は、探偵カウンセラーの時代です 】
第22回 【 調査業者は「探偵カウンセラー」になります 】
第23回 【 いろいろな調査業者 】
第24回 【 歓迎される業界の法制化 】
第25回 【 生活の多様化と人間関係の希薄化 】
第26回 【 調査会社の今後のあるべき姿 】
第27回 【 時代と社会から歓迎される調査業者を希求します。 】
第28回 【 男と女のゲームオーバー 】
第29回 【 ますます分からなくなった人の心 】
第30回 【 建物の構造疑惑と調査業 】
第31回 【 調査業者の課題 】
第32回 【 素行調査の見積もり制に異議あり 】
第33回 【 迫られる調査業の改革 】
第34回 【 調査業の課題 】
第35回 【 探偵業法施行前に思うこと 】
第36回 【 調査業者は、何を期待されているのか? 】
第37回 【 調査業者は何が出来るのか No1 】
第38回 【 調査業者は何が出来るのか No2 】
第39回 【 調査後の対策はこれで万全 】
第40回 【 探偵とは何者なのか? 】
第41回 【 言葉の大切さ。浮気と不倫の違い。 】
第42回 【 役に立たない証拠もある 】
第43回 【 問題解決の方法 】
第44回 【 個人化と調査業 】
第45回 【 調査の価値とは 】

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