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コラム Q&A 法律のいう離婚原因

調査の窓から  さまざまな人間関係・世情・社会的関心ごとなど適宜取り上げていきます

調査を通していろいろな人間模様を垣間見ることができます。
このコーナーは、調査を通して感じた事を始め、世情、社会的関心ごとなどを適宜取り上げます。ご意見・ご感想など、Eメールでドシドシお寄せください。お待ちしております。


第48回 【  不況と調査業者&教育・研修の必要性 】

世間は不況の大合唱である。一部に好況な業種もあるだろうが、構造的な不況の嵐が

吹く中、うちは儲かっています。とは言えないだろう。世間は不況の真っ只中にあっ

て、ジッと様子を見ながら金持ちも貧乏人もただ耐えているだけの生活を余儀なく

されている。世の中の空気が不況に包まれている。何とかならないものかと願いつ

つ、政治家の無知にあきれながら、ガマンせよと自らに言い聞かせている日々であ

る。

 

出口の見えない不況は、一見無関係に思われる我々の仕事にも影響している。不況だ

と誰でもお金を大切に使うようになるのは至極当然の事。今までは、まぁいいか。と、

いう感じのお金の使い方をしたケースもあったが、今は少しの出費でも考えて使う

のが常識である。その結果、不必要な物とかサービス情報を買わなくなった。

 

こんな世の中だからこそ、本物が重宝される。好景気の時は、便利の良い物とか安く

て珍しい物であれば、必要の無いのにそれなりに売れた。そして、業者は売りっぱな

しという事もあった。売れれば良いという商売も可能だったのだ。しかし、今は違う。

 

品質が良く、生産地(者)が明らかで安心して買える品物が喜ばれている。安かろう、

悪かろうは、デフレ経済下の今は通用しないのはご承知の通りである。これは形のあ

る品物だけに限ったことではない。目に見えない情報サービス業である調査業にお

いても同じ事が言える。情報サービス業では如何にお客さんに満足して頂けるかが

問われている。

 

お客さんの欲しい品物を手に入れた時の満足感、サービスを受けた時の充実感に応

えられなければ不況の今というよりもこれから先、あらゆる仕事は成り立たないよ

うに思う。売り手の立場から買い手の立場に視点を移さなければならないのである。

 

品物にもサービスにも品質が問われているのは誰にでも理解されている今、我々の

仕事である「調査という情報サービス」についても同じ事が言える。依頼を受けた調

査結果の報告の内容の正確さが問われるのである。この事は当たり前のことなのだ

が、以前は調査結果の報告がズサンだったり、事実を誤魔化して報告しているものが

散見された。しかし、今はそんなことは通用しない時代である。

 

誤魔化しとかいい加減な仕事が通用しなくなったのは、全ての業種にいえることで

ある。情報サービスという、目に見えないものを請け負うのが我々の仕事である。目

に見える形になるのは「報告書」という書面になって始めて目に見えるものになる。

目に見える商品となった「報告書」に書かれている内容が問題になる。「報告書」に

書かれている内容の真偽が商品の価値の有る無しになる。

 

又、その報告書の文言が正しいかも調査の価値の有無が問われる。ここで言いたいの

は、事実に基づいた調査報告をしなければならない。と、いう事と、報告書の文言が恣

意的な文言ではズサンな報告書になる。と、いうことである。ここでいう、恣意的な文

言とは、言葉の意味を勝手に解釈した言葉を使った報告書のことである。そして、必

要以上に難しい言葉を使った報告書も考えものである。

 

必要以上に難しい言葉を使った報告書は、その報告書に値打ちをつけたいが為に難

解な言葉を使っているように思う。それらの報告書に限って、ズサンな調査を難しい

言葉で隠しているように思う。うがった見方をすれば、難しい言葉で書かれた報告書

は、ズサンな調査を誤魔化すため、と解釈してもよいのでは、とも思うものが過去、お

客さんに幾つか見せた頂いたことがあった。

 

事実を誤魔化した報告書、手抜き調査の報告書は通用しない時代になった。それらが

曲がりなりにも通用した時代と今は違うのである。と、いうこれらの事を理解せず

に、不況のせいで仕事が減った、と思っている同業者があるとすれば、その人たちは

大変おめでたい人ではないだろうか。

 

調査業者は、仕事が減った原因を外部要因の不況のせいにするのではなく、自分たち

の足下を今一度見つめてみる必要がある様に考える。それは、比較的不況の影響を受

けにくい我々の仕事であるから。何故、不況の影響を受けにくいのかというと、主に

個人の困り事とか悩み事を仕事の対象にしているので、不況であろうとなかろうと

困り事とか悩みは起こるからである。

 

では何故、依頼が減少傾向にあるのか、だ。それは、調査業者が時代の進化と変化に対

応出来てないのではないだろうか、と考える。仕事の実務能力の向上のために、調査

という仕事を今以上に理解することは必要不可欠の喫緊の課題である。更に、お客さ

んである依頼者が希望されているものは何か。そして、それを実現するために何が出

来るのか。どうすればいいのか等々の事を調査業者は真剣に考えなければならない

時が来ているように思う。

 

私は考える。調査業に携わる多くの人は、我々が行っている調査の意味をどの程度理

解されているのかを、である。こんな風にいうと難しいように聞こえるかも知れない

が、何も難しいことを言っているのではない。調査という自らの仕事を通じて、お客

さんにどれほど役に立てるのか、この事を考えたことのある業者はどれだけいらっ

しゃるのか、だ。

 

依頼者であるお客さんのことを考えれば、全額前金で通常の調査を引き受けること

はしないだろう。ズサンな調査を誤魔化すために、必要以上に難しい言葉を使わない

だろう。誰でも分かる言葉を使って始めて真実が伝わるのではないだろうか。又、調

査結果に自信を持って依頼者に報告する姿勢があれば、報告後のことは知りません。

弁護士に聞いて下さい。なんて自分が引き受けた仕事から逃げる事はしないだろう。

と、思うのだが・・・。更に、素行調査などの料金を、定義が定かでないまま「成功報酬」

で引き受ける事もしないだろう。

 

調査業に携わる人は、自分が関わっている仕事の意味を理解した上で、依頼者である

お客さんに喜んで頂けるために、事実の結果の報告を書かなければならない。その為

には、業者の研修というか勉強会などを設けて調査業者の向上を図るとともに、社会

から頼りにされる調査業者を目指さなければ、情報社会の嵐に興信所・探偵業といわ

れる調査業者は飲み込まれてしまうのではないだろうか。

 

インターネットなどを通じて情報が簡単に手に入るようになった今、信頼できない

興信所・探偵社に依頼するよりも、抱えている問題の解決方法は無いものかと考える

のは人情というものだと思う。その結果、ただでさえ胡散臭さがぬぐえない興信所・

探偵社に高いお金を払って調査を依頼する人は減少するように思う。

 

調査業者の「胡散臭さ」、いわゆる「いい加減」「何となく怪しい」「頼りに出来ない」

というイメージは、興信所・探偵業者が自らまき散らしている事は、先に述べた「不透

明な料金制度」及び「ズサンな報告書」等が顕著に表している。

 

興信所・探偵業者を信頼して依頼者は調査を頼まれるのである。この信頼に応えなけ

ればならない。信頼に応えられてないので仕事が減る。その原因は不況のせいだ、と

思っているところにこの業界の社会化がはかれない大きな問題があるようだ。

 

では、どうすればいいのか、である。一にも二にも業者の研修を行うことである。どの

様な研修なのかというと、一部にある胡散臭いというイメージを払拭して、社会化を

図るために「明快な料金設定」「調査理論と技法」「業者としての見識」この3点を

早急に実行する事が肝要だと考える。

 

調査料金は、調査そのものが個人個人によって違いのある個別の案件になるので一

律の料金設定は不可能だ。と、いう業者がいるようだが、この考えは間違っている。何

も、ピッタリ同じ料金設定をせよ。そして、それを公表せよと言っているのではない。

依頼者の調査案件を引き受ける場合、依頼者に分かりやすい料金システムであれば

いいのである。

 

分かりやすい料金システムを逸脱している「チケット」を買って(前払い)もらっ

て素行調査などを行う方法とか「成功報酬制」等は、依頼者が望んでいる、調べて問

題点を明らかにして悩みを解決したい。と、いう調査の主旨から乖離した結果が発生

するのではないだろうか。これらの料金支払いシステムは、極論すると業者側の、い

かにしてお金を頂くかの方法だと私は考えている。

 

当たり前のことを当たり前に出来ないところにこの業界の不思議さがある。それで

は社会化は望めない。興信所・探偵業者の集まりは、何々協会とか何々組合などの名

称で全国に沢山ある。しかし、私が先に述べたような点について指導している協会が

あ存在することを、私は不幸にして知らない。


以上

文責 井上 俊彦


『調査の窓から』
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第1回 【 愛について 】
第2回 【 合理的離婚事情とは 】
第3回 【 離婚を決断する前に 】
第4回 【 離婚は人生設計をしてから 】
第5回 【 君子は危うきに近寄らず 】
第6回 【 ストーカーについて 】
第7回 【 DV防止について 】
第8回 【 有名と一流について 】
第9回 【 二極化について  】
第10回 【 プロの条件とは  】
第11回 【 人間関係は挨拶の言葉から  】
第12回 【 時代と社会、そして、調査業  】
第13回 【 不倫は人間学?それとも経済学!? 】
第14回 【 不倫は人間学?それとも経済学!?2 】
第15回 【 不倫と慰謝料 】
第16回 【 浮気と不倫。そして、慰謝料 】
第17回 【 ラジカルに進んでいる調査業社(者)の二極化 】
第18回 【 私はメールで離婚しました 】
第19回 【 女性の社会参加と不倫 】
第20回 【 調査業界の雑感 】
第21回 【 調査は、探偵カウンセラーの時代です 】
第22回 【 調査業者は「探偵カウンセラー」になります 】
第23回 【 いろいろな調査業者 】
第24回 【 歓迎される業界の法制化 】
第25回 【 生活の多様化と人間関係の希薄化 】
第26回 【 調査会社の今後のあるべき姿 】
第27回 【 時代と社会から歓迎される調査業者を希求します。 】
第28回 【 男と女のゲームオーバー 】
第29回 【 ますます分からなくなった人の心 】
第30回 【 建物の構造疑惑と調査業 】
第31回 【 調査業者の課題 】
第32回 【 素行調査の見積もり制に異議あり 】
第33回 【 迫られる調査業の改革 】
第34回 【 調査業の課題 】
第35回 【 探偵業法施行前に思うこと 】
第36回 【 調査業者は、何を期待されているのか? 】
第37回 【 調査業者は何が出来るのか No1 】
第38回 【 調査業者は何が出来るのか No2 】
第39回 【 調査後の対策はこれで万全 】
第40回 【 探偵とは何者なのか? 】
第41回 【 言葉の大切さ。浮気と不倫の違い。 】
第42回 【 役に立たない証拠もある 】
第43回 【 問題解決の方法 】
第44回 【 個人化と調査業 】
第45回 【 調査の価値とは 】
第46回 【 興信所・探偵などの仕事は胡散臭い仕事なのか? 】
第47回 【 調査に後ろめたさ、引け目を感じるのは、何故か? 】

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