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調査の窓から  さまざまな人間関係・世情・社会的関心ごとなど適宜取り上げていきます
調査を通していろいろな人間模様を垣間見ることができます。
このコーナーは、調査を通して感じた事を始め、世情、社会的関心ごとなどを適宜取り上げます。ご意見・ご感想など、Eメールでドシドシお寄せください。お待ちしております。


第5回 【 君子は危うきに近寄らず 】

昨年来比較的若い人からの相談が多く寄せられる様になってきた。どの様な相談かというと、お金の貸し借りに関する事柄である。主な内容は、少しばかりの知り合いの人に、絶対迷惑をかけない。責任持って返済する。必ず返す。と、頼まれたのでその言葉を信じてお金を貸した。しかし、返済してくれないのでどうしたらいいか、という相談である。中にはサラ金で借りて貸したという人も多いのだ。

相手が困っているという話しを信じて都合つけて貸した。しかし、返済期限が来ても何の音沙汰もない。連絡先として聞いていた携帯番号に連絡してみたが、連絡がとれない。既にその電話は使われてない。フルネームの名前は聞いてない。通称の呼び名しか分からない。住所も仕事も分からない。貸したお金は、友人知人を初めサラ金から借り入れたものである。何とか貸した相手を見付けて返済を迫りたい。と、いう相談が増えているのである。

住所も名前も勤め先も分からないのにどうして貸したのか、と訪ねると、決まった様に、困っているので助けて欲しい。と、言って頼まれたのでついつい信用して・・・。困っている事情に同情して・・・。相手の言葉を信用した。信用できる相手と思った。等々である。

お金を借りる相手は、決まった様にその理由を次のように言っているのである。お金が必要になったのは自分のせいでなく、友達のいう事を信用してしまった。結果的に自分は人が良いのでダマされた。親友が困っているので助けてやりたい。その為にお金がいる。今、お金が何とかなれば数日後には数倍のお金が手に入る。ほんの少しの期間だけ貸してくれればいい。等々のもっともらしい理由を作って、善意の第三者になりすますのである。

そしてお金を貸してくれたら、現在の状態から比べものにならないほど幸せになれる。人が幸せになる手伝いをして欲しい。それはほんの少しの間お金を貸してくれるだけで良いのである。又は、人の良い他人を物色して何でもない様なプライバシーに付け込んで、巧妙にお金を都合させる手口等々、手口はダマす人とダマされる人の関係でいろいろである。

人の良い他人からお金を借りた様にしてだまし取ろうとする人間は、現在自分がおかれている不幸・不遇・不安な状況話しを作るのが上手い。それらの不安な状況とセットして美化した世界を必ず語るのである。つまり、不安な話しに相手を引き込み同情をかい、それを乗り越えると素晴らしい事が待っている様に美化して語るのである。新興宗教の勧誘に似ている。

引っかかる人は、人の良さそうな若い人。馬鹿でなかろうかと思うくらい世間ズレしてない女性(中には男も)。何ごとも善意に理解しようとする人等々である。騙す相手との関係で見ると、ダマす人間はダマされる人間の何ごとかに無知な事に付け込んでいるのである。つまり、社会的な何ごとかに無知であり弱い立場にいる人をダマしているのである。ダマされたと気付いても捜されない様にもっともらしき事を言って可能な限り身元を隠すのである。

この様な詐欺を働く人間にお金を貸した人は、諦める事はない。相手が見つからないから、見つけてもどうせお金は返ってこないだろうと諦める事はないのである。何とか探し出して、返金を迫る事である。探し出せばほとんどの場合、返金の交渉は上手く行く。お金を返してもらえるのである(分割返済であるが)。

何故かというと、先述の様にダマす対象は社会的な何ごとかに無知な若い女性とか、もの事を善意に考えて相手の事を信用してしまう人間を選んでいるのである。その様な人を選んで、自分の語る不安な状況に付き合わせ同化させ、自分と一体化させて、その先に美化された世界を描くのである。これらの事柄は、現実社会の何ごとかを熟知している人間には通用しない。

作り話をして不安な気持ちに付き合わせ、美化した世界に引き込む手口は、ダマす本人もその世界に入らなければならないのである。ダマす本人は作り話がさも本当の出来事であるかの様に語り振る舞うのである。そして、お金を借りる相手から同情・共感・共鳴・実行してくれる様に全力を尽くすのである。相手が実行してくれて初めてお芝居の幕が閉じられるのである。

ダマす人とダマされる人の単純な心の仕組みの一体感が出来上がり、現実を必要としない架空の出来事を共有するのである。お金を返してもらうには、まず、少ない手がかりの中から相手の住居を見つけ出すのである。そして、貸金の返済を迫るのである。この交渉は、ほとんどの場合思ったより簡単である。通常の貸金返済と比べものにならないほど上手くゆくのである。その秘密は、現実でない「カタリ」を使って相手からお金を引き出させた。と、いうところにヒントがある。(ダマす相手がお金を借りる時に自分の身元を出来るだけ明かさないというところがミソ。嘘の身元、経歴などをもっともらしく語る相手は根っからの詐欺師。)

不景気で就職したくても仕事がない。リストラと聞いても驚きもしなければ何ともない。あるのはこの先どの様になっていくのかという不安だけ。と、いう世の中。弱肉強食の嫌な世の中であるが、理性と知性でもって乗り切るより仕方ない時代である。何をしようが自由な社会、しかし、そのツケは必ずご自身に返ってくる事を自覚されたい。

「気になることはまず調査」TEL 0120-10-7830 FAX0120-88-7830