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コラム Q&A 法律のいう離婚原因


第17回
たかが不倫、されど不倫
 ◆不倫夫婦のいろいろ No.3◆


ご主人の不倫を疑い、調査業者に調査依頼をした結果、ご主人の不倫の事実関係
が明らかになった場合、奥様方の多くは夫婦間の改善策について話し合ったり、
又は対応策を講じられたりします。

しかし、ご主人の不倫がハッキリしたにもかかわらずそれに対して何も出来な
い奥様方もたくさんいらっしゃるようです。ここでいう、何も出来ない、という
事は、ご主人の不倫を中止させるためにご夫婦間で改善策の話し合いを持たれ
ない事。又は、不倫を働いたご主人との今後の関係について具体的行動(別居・
離婚)に踏み切れない奥様の事です。

ご主人の不倫の事実と事実関係が調査で明らかになったにもかかわらず、ご主
人に不倫の中止及び今後の夫婦関係の改善策について話す事も出来ない。かと
いって、第三者を入れての交渉もされない。別居とか離婚にも踏み切れない。
このような奥様は、ご主人の不倫を認めていらっしゃるのではありません。今す
ぐ、ただちに中止して欲しい、と心の中で強く願っていらっしゃるのです。

ご主人の不倫中止を心の中で強く願っているにもかかわらず、どうしてその事
を行動に移せないかという問題です。それは、この種の多くの奥様方に見られる
ように、出来る事なら奥様ご自身の働きに依ることなく自然の内にご主人の不
倫が中止に向かう事を願っていらっしゃるのです。そして、もうひとつ、奥様ご
自身が、ご主人の不倫中止に向かって働きかけたりすると、ご主人との関係の切
断をイメージされ続ける場合です。

ご主人の不倫は即刻中止を希望する。
しかし、それに自分が何らかの形で関わる事でご主人との関係が切れてしまっ
て自分の人生の行く先が不安である。と、いうようにお考えになる奥様は、ご主
人の不倫を知っても、中止に向かった行動を起こされません。

このタイプの奥様は、ある程度の結婚歴があって、ご主人の不倫さえなければご
夫婦間及びご家庭に何の問題もない、というタイプです。そして、ご夫婦間の性
の関係もそれなりにあるのです。家族にも生活にも何にも問題がない。不満はご
主人の不倫のみ、という状況にある奥様は、ご主人の不倫を放置しがちです。そ
して、時が解決してくれるだろうと、考えてしまいがちです。しかし、ここに大き
な落とし穴があるのです。

ご主人の不倫を知って、何の対策も取らない場合、必ず不倫を知った奥様に強烈
な猜疑心が芽生えると同時に不審感の固まりのような目でご主人を見るように
なります。ご自分の目の届く範囲にご主人がいらっしゃらない場合、ご主人の行
動が分からない事と不倫を結びつけて考えるようになるのです。

ご自身が考えようとしなくても、ご主人の帰宅時間が遅いと、女と逢っているの
では、とか今まで考えもしなかった事を次々と連想して空想の世界と現実の世
界の往復思考が始まるようです。その様な奥様を見ているご主人は、おもしろい
ハズがありません。益々外の女との関係が密になるのは自然です。

ご主人の不倫の事実を知りながら、中止に向かって何も手を打たなかった事例
です。例により、個人のプライバシーに配慮して、事実と事実関係はそのままで
具体的な箇所は再構成しています。万一、ご自分の事では、と思われても偶然で
ある事をご理解下さい。

               ★ ☆ ★

事例です。
40代半ばのご夫婦です。子供さんは2人でいずれも学生です。ご主人はサラリ
ーマンで奥様はパート勤めです。

依頼者の奥様のお話に依りますと、最近主人の帰宅時間が遅くなった。その理由
を聞くと会社が忙しい時期なので定時には帰れない状態なので帰宅が遅くなる、
という。

実のところ3年程前にも同じようなパターンで同じ事を聞いた事があった。そ
の時も今回と同じような答えだった。3年前、主人の不倫が分かったのは家の電
話に夜10時頃電話がかかってきていた。主人が出ると少しの時間であるが会話
をした後切れていた。

私が電話に出るとものも言わずプツンと切れる事が度々あった。その事について主人に聞いても会社の連絡で電話が入っただけである。と、言って電話の話の内容とか私が電話に出ると切れる事に関して無関心であったり触れられたくない、という点が見受けられた。

しかし、不倫をしている証拠も何もない。そこで、私は主人が通勤に使っている車の走行距離を控えるようにした。その結果、残業だと言って帰宅時間が遅い日に限って、走行距離が10キロ〜20キロ多い事が分かった。

主人にその点について聞くと、仕事が終わった後、同僚と親睦をはかる目的で食
事会に出席する場合がある、という事だったのです。その奥様は、更に車の走行
距離と共に、ご主人の車の車内チェックを入念にされるようになったのでした。

ある日、車の助手席にご自分のものではない女性の髪の毛が落ちていたのでした。しかし、ご主人は、会社の女性を食事会の時に乗せた。その時のものだろう。と、仰ったのだそうです。

奥様の直感で、ご主人は不倫をしている、と感じられたのでした。そして私ども
の会社にご主人の素行調査(不倫の事実関係)を依頼されたのでした。

               ★ ☆ ★

調査結果です。
調査期間は4日でした。
ご主人の仕事は内勤が主ですが、たまに内勤の時間でも得意先の呼び出しを受
けて社外に出る事がある、とお聞きしていましたので、調査は出勤後から始めた
のでした。

3日目の事です。内勤のご主人が午後1時30分頃、ご自分の車で会社を出られた
のでした。途中、コンビニ、銀行等に立ち寄られたあと、市街地を遠ざかり国道を
山間部の方向に走られたのです。そして、国道沿いにある「道の駅」という休憩
施設の駐車場に車を止められたのでした。

1〜2分後、どこからともなく40歳位の女性が現れたかと思うと、ご主人の車の後部座席に乗られたのです。女性を乗せたご主人の車は、「道の駅」の駐車場をすぐ出られたのでした。そして10分ほど車を走らせた山間部の小高い場所にある「ラブホテル」に入られたのでした。

そして、車を一番奥の部屋に通じる車庫に止められ、車庫の奥にある階段を通っ
て車庫の上にある部屋に入られたのでした。午後2時20分でした。

ご主人と40歳くらいの女性が入ったラブホテルの部屋の出入りを見張り2時
間が経過した時、2人は車を止めている車庫に下りてきたのでした。ご主人は当
然のことながら運転席に、女性は助手席に座ったのでした。
(この間の2人の様子をビデオ撮影したのはもちろんです。)

女性を助手席に乗せたご主人運転の車は、女性を乗せた「道の駅」で降ろしたの
でした、そのあと、会社に帰られたのです。そして、この日のご主人は午後8時ま
で会社で過ごされたあと帰宅されたのでした。

一方、「道の駅」駐車場でご主人の車から降りた女性は、駐車場の端に止めてい
た車に乗り「道の駅」をあとにしたのです。
女性を尾行して身元確認に努めました。その結果、ご主人と別れた女性は、某生
命保険会社駐車場に車を止めたのでした。そこには「某生命保険従業員専用駐車
場」と書かれていたのです。車は10数台駐車されていました。

更に女性の住居を確認すべく、女性が仕事を終えて帰宅するのを待ちました。
その結果、その女性は長屋形式の借家に住んでいる事が分かったのです。次の
日、この女性が「某生命保険会社」で働く営業職員であることを確認すると共に、
車のナンバーから氏名も分かったのでした。又、女性の住居付近での取材に依り
ますと、その女性はご主人と別居して単身生活をされている事も分かったので
した。

               ★ ☆ ★

以上の点について、ご依頼者の奥様に報告書とビデオテープを添えて報告した
のでした。そして、奥様からどの様にすればいいか、という相談を受けたのです。

奥様の仰るには、今すぐ離婚する気も別居する気もない。希望は主人と女が別れ
てくれる事である。と、いうものでした。奥様のご希望をうかがった上で、ご主人
の不倫解消の方法をいくつか示唆したのでした。

通常は私どもが示唆した不倫解消の方法で解消に至るか、解消の確約が得られ
るのです。しかし、この奥様はいずれの方法についても、もし何々の場合・・・と
か、もし何々になった時は・・・という様に、もし、という言葉でご主人の不倫解消
の行動を起こそうとされないのです。

頭の中では理解できる。しかし、改善のための簡単な行動が取れないのです。
それは現に今起こっていない事、将来に渡って起こる可能性が非常に低い事柄
を優位において考えるタイプの人だからです。自分は何事もせず、関わらず、ご
主人の不倫が解消する事を願っていらっしゃるのです。

行動に移せない分、毎日毎日頭の中だけでご主人の不倫について考えられてい
るのです。寝ても覚めてもというようにです。私のところにも4〜5ヶ月の間、電
話で又は来社されて心の思いを仰るのでした。決して、現実のご主人の不倫解消
について、このように実行しようと思う。と、いう考えは仰らないのです。
ご自分が頭の中でお考えになる非現実的な事柄をお話になるのです。

現実を対象としない考え方は、その人のものの考え方の傾向として固定化され
ます。ここから更にご主人との距離が発生します。そして、更に夫婦関係が不倫
問題以外の事で悪化したのでした。

調査終了後においても不安と焦り、緊張感を持ち続けていらっしゃったこの奥
様に、約6ヶ月間に渡っていろいろな点についてアドバイスしたのでした。その
結果、休んでいらっしゃったパートに出られるようになったのと同時に、夫婦関
係もいい方向に向かっている、という電話をいただいたのでした。

この奥様は、ご主人の不倫の事実がハッキリした時に、不倫という不都合を解消
する方法を教わりながら行動に移さず、自分の心の中に取り込み、それを心の目
で凝視し続けたのでした。

悩み、困り事は3日以上考え続けるな、と私はよくいいます。心の目で同じ事を
凝視し続けると誰でも「うつ的」な「ものの考え方」を自分の「ものの考え
方」として身につけてしまうからです。現実を対象としない思考方法が、その人
の「ものの考え方」として固定化し、現実の生活に支障が起こるのです。

               ★ ☆ ★

今回の事例のように、奥様がご主人の不倫解消に向かって行動できなかった最
大の原因は、ご自分が行動を起こす事によってご主人との「性の断絶」を無意
識にイメージされたからです。

ここでいう「性の断絶」とは、セックスそのものではありません。性の関係の中
に含まれる「精神」とか「観念」といわれる「心の世界」のことです。「心の世
界」に夫婦の断絶、しいては「社会からの孤立」をヒシヒシと感じた結果、何も
出来ず、くる日もくる日もモンモンと考え続けられたのです。

人間にとって分からない事が最大の不安です。その不安を放置すると社会から
の孤立を招き、やがて生きられない、という思いが誰にでも発生する。と、いう教
訓のような事例でした。体の不調も、心の不調もガマンせずに早期発見早期解消
が一番です。



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