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コラム Q&A 法律のいう離婚原因


第22回
たかが不倫、されど不倫
 ◆「くノ一」不倫の限界◆


ご近所からみると、あそこの家はお金の心配もない上、家族の仲も良いので、何
の問題もないご家庭だと周りからみられている家庭なのに、内情は家族バラバ
ラ。それぞれの家族は自分の事だけを考えて毎日を過ごしている。と、いうお家
は近年急激に増えている様な気がします。

形だけの家族を成しているひとり一人の行動は自由で勝手。家庭における一応
の役目ははたしているものの義務的であって、心から相手の事を思ったり、気づ
かったり、又は成長を願って自分の時間を割いて相手のためにしてあげる、とい
う事も少なくなっています。この事は、母親の子育ての側面をみているとよく分
かります。

母親が家の中の家事全般に携わっていながら、不幸にして安らぎの世界を家の
外に求めている場合、その母親の子供は、母親が持っている女の「優しさ」「親切
心」「思いやり」などを享受できないので、その点、可哀想に思います。

              ★ ☆ ★

今回のお話も、奥様の不倫についてです。
今回お話しする不倫妻は38歳です。ご主人は45〜6歳です。ご家族は、ご主人の
両親と当のご夫婦、そして中1と小5の共に男の子さんの6人家族です。

ご主人の仕事は、「海産物卸」会社の2代目社長です。会社は「公設市場」の中
にあるので朝が早く、午前3時頃に自宅を出ます。当の奥様も午前中の数時間、
ご主人の会社で事務を手伝っていらっしゃいます。このような家族構成と仕事
に携わるご家庭の奥様の不倫のお話しです。

冒頭の通り、何不自由のないご家庭の奥様です。しかし、この奥様が不倫をされ
ていたのです。その相手は、ご主人の会社がある「公設市場」に店舗を出してい
る、取引先の従業員でした。それも25歳の若い男性だったのです。その不倫の一
部始終を簡単にお話します。

いつもの通り、事実と事実関係はありのままに、個人のプライバシーが特定され
ないよう配慮し、再構成しています。万一、ご自分の事では、と思われてもそれは
全くの偶然である、とご理解下さい。

              ★ ☆ ★

この事案の調査は真冬でした。確か、1月〜2月にかけてでした。お身内の方から
の調査依頼でした。

○主婦の立場である前述の38歳の奥様が明け方の3時〜4時の間に外出して5
 時頃に帰宅している。その様な時間に何処に出かけて何をしているのか知り
 たい。うすうすは不倫をしているのだろう、という感じは持っているものの確
 かなものがあって言っているわけではない。
○いずれにしても、一家の主婦が早朝に外出し、ご近所の人が起きる前に帰って
 くる、というのは異常なので調べて欲しい。
と、いう依頼のもと調査を開始したのでした。

当の奥様の自宅は、新旧入り交じった住宅街に古くから建つ2階建ての立派な
お家でした。家の前には3m幅の道路が通っていますが、家の出入り口から西へ
20mほど進んだところは行き止まりになっていました。その行き止まりから2
軒目に建つお家でした。

家への出入りは玄関からが主で、家の周りはブロック塀で囲まれているため、勝
手口から家の外に出ても玄関前を通らなければ道路に出られない、という事を
事前にお聞きしていました。奥様の車は自宅の斜め前にある未舗装の空き地に
駐車されているのですが、早朝の外出時には車を使われない、という事でした。

外出時は必ず玄関前から、家の前を通っている3m幅の道路に出る、という事で
すので玄関付近の出入りを見張る事にしたのですが、付近の住宅環境及び犬を
飼っていらっしゃるお家がありましたので、思うような位置で見張りができな
かったのでした。

しかし、必ず家の前の道路に出て、東の方向へ進む事は分かっているのです。(西
の方向は行き止まり。)家の前の3m道路には街灯も点いていました。見張りの
条件としてはもうひとつでしたが、家を出たあと進む方向は特定できますので、
さほど難しくはないと考えていました。
奥様は自宅玄関付近から自宅敷地を家の前の3m道路に出られて、その道路を
歩かれるものだと思っていたのです。

実際のところ、奥様は家の敷地を玄関の方から出られたのです。しかし、3m道
路に足を踏み出さずに、その道路と自宅の塀との間にある40〜50cmの側溝上
を自宅の塀に沿ってカニ歩きを始められたのです。その時の奥様の服装は、黒色
の服でした。街灯は側溝と道路の間に設置され、3m道路の方を中心に照らして
います。建物の塀側は、街灯照明の裏になるので暗いのです。その上、黒い服装で
建物に沿ったカニ歩きでの外出です。ほんのわずかよそ見をしていると見失う
ほど動きをとらえるのは難しかったのです。

20mあまりカニ歩きをして自宅を離れられた奥様は、その後も他人の家の建物
に沿って歩かれたのでした。自宅から100mほど離れたところに、建物が取り壊
されて更地になったところがあり、そこに止まっていた車の助手席に素早く乗
られたのです。当方も、もう1人がその車の行方を追ったのでした。

その結果、奥様を乗せた車は、奥様の自宅から5分ほど走ったところに建つ3階
建てのワンルームマンションの敷地に入り、そこで止まったのでした。しかし、
この時2人の入った部屋番号は確認できませんでした。
後日、再び同じ時間帯に同じような方法で調査した結果、2人の逢瀬を楽しむ部
屋番号が分かりました。2人が部屋へ出入りするビデオ撮影もしました。

              ★ ☆ ★

この事をご依頼者に報告しました。その結果、ご依頼者は不倫妻の不貞行為を理
由に、夫婦離婚の話を進める、と仰っていました。我々のような調査業者を利用
して事の事実関係を知り、それをもとに問題解決をはかろう、という人は日常茶
飯です。従って、私どもとしては一件落着と思っていました。

しかし、調査結果の報告後数日して、ご依頼者から相談を受けたのでした。その
後に分かったのですが、この件のご依頼者は不倫妻の義理の母親でしたが、その
義理の母親に「奥様が不倫をしている。」という情報を流していたのは、2代目
社長(不倫妻の主人)の愛人だったのです。この愛人は、不倫妻のご主人の会社
で働く40歳の事務員でした。

社長の愛人が、社長の奥様を追い出して、自分が社長の妻の座におさまろうと考
え、社長の母親に告げ口した結果、社長の母親は、“嫁の不倫、とんでもない事
だ。”と言う事で調査を依頼されたのでした。

この件についてご依頼者から事後処理の方法及び家族間の問題解決について相
談を受けた事を昨日の事のように記憶しています。

              ★ ☆ ★

この件の結論を申し上げますと
社長と愛人関係にある事務員(独身、バツイチ)は会社を辞める。その愛人事務
員は、妊娠8ヶ月であるので、生まれた子供を社長は認知する。その後、月々5万
円の養育費を子供が18歳になるまで送る。18歳以降は進学するか社会人にな
って働くかによって、その時あらためて話し合い決める。以上のような誓約書を
交わし、公正証書にしたのでした。

不倫をした奥様に対するペナルティは、
3ヶ月間実家に帰る。その期間は反省期間とする。その後、ご主人及び義父母と
話し合って以降の夫婦関係の有り様を決める。

3ヶ月後の結果は、ご夫婦は条件付きでやり直すことになったのでした。
その条件は、夫婦はお互いに力を合わせて良き家庭を築くように努力する。そし
て、同時に不倫をしないように誓ったものでした。万一、再び不倫をした場合は、
それなりのペナルティを課すものでした。その誓約書に確定日付印を押された
のは勿論です。

話は前後しますが、奥様の不倫相手男性に対しても、ご主人との間で誓約書を交
わされたのでした。その内容は、今後一切奥様とは如何なる理由であっても連絡
は取らない。再び奥様と会った場合、不倫の継続と見なし ご主人に相当額の慰謝料を争うことなく支払う、という誓約を交わしたのでした。もちろん誓約書には確定日付印を公証役場で押してもらったのです。

              ★ ☆ ★

この件は、元々ご主人の不倫を奥様が疑っていたのがきっかけでした。それなら
ば、という軽い気持ちでご自分も不倫をされたのでした。最初の段階でご夫婦が
話し合っていればこじれなかったようです。

しかし、奥様は気持ちをご自分の内面に引き込み、ご主人の不倫について、心の
中でモンモンと考え続けられた結果、主人がそうならば自分も、とゆがんだ反発
の気持ちでご主人に対抗するかのごとく、近場の男性に声を掛けられた結果、ご夫婦揃っての不倫の競演を演じられたのでした。

気持ちを内向化された結果、事態が思わぬ方向に進んでしまったのでした。思わ
ぬ方向に発展する争いは、家庭内を始め人間関係の中でも多くみられます。

              ★ ☆ ★

教訓です。
どの様な出来事にも原因があります。出来事の結果に一喜一憂せず、問題解決に
向かって、原因となる点を正しく見定めることで解決策が生まれます。ただし、
結果をさも原因であるかの様に勘違いする人があります。、この場合、なかなか
思うような解決策は見いだせません。見いだせたとしても矛盾が発生しますの
で解決しない場合が多いようです。



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