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コラム Q&A 法律のいう離婚原因


第33回
たかが不倫、されど不倫
 ◆不倫とその証拠◆


不倫調査を依頼される、依頼者であるお客様が仰るには、主人が不倫を働いてい
るのはわかっている。その事について主人に問い正したところ「証拠はあるの
か?」と、言われる。それを言われると、それ以上のことは何も言えない。
主人は確実に不倫をしている。と、思いながら、今までうやむやにされてきた。
何とかして証拠を撮って不倫を中止させたい。或いは、不倫の証拠を撮って、有
利な条件で離婚をしたい。と、仰る依頼者が増えているように実感します。
うやむやにせず、ハッキリさせたい。と、いう様に考えられる方が増えているよ
うです。

そこで今回は少し難しく、「不倫とは?」不倫の「証拠とは?」について考えて
みたいと思います。
なぜかというと「不倫」或いは「証拠」などの言葉の意味が曖昧のままだと、
いざというときに主張する権利の根拠と実態にブレが生じるように思うからで
す。

              ★ ☆ ★

つい最近まで国会で問題になっていた民主党の「永田寿康」議員の「メール」
問題のように、思いこみによる不正追及が裏目に出て、思わぬ結果になった事実
を見れば、思い込みは身の破滅に繋がる恐れがある、という事を証明してくれた
出来事でもありました。

そこで不倫とはどういう事をさして言うのか?について、その言葉の定義のよ
うなものがハッキリしなければ、法的な機関、場面で問題解決をはかる場合不都
合が生じるので、最低限の認識が必要な「不倫」の定義と言えるものを書いてみます。

              ★ ☆ ★

「不倫の定義」とは、についていろいろな書物・辞典・辞書などで調べてみまし
たがこれといった物には出合いませんでした。その中で一番言い当てていて法
的にも「不倫」の「定義」に該当する物がありました。それは、「弘文堂出版」
から出ている「辞典・家族」に掲載されている次のような物です。
それに書かれている「不倫」に関する項目を抜き書きしてみると、以下のように
なります。

「不倫」とは
「姦通」(かんつう=不倫の昔風のいい表し方。)が旧刑法183条、「不貞」が
現行民法770条1項5号に根拠を持つ法的概念であるのに対して「不倫」は、
社会的、道徳的概念である。「不貞」は法的用語であるのに対して「不倫」は社
会的な言葉。と、いう事です。その意味するところは同じなのです。

又、「浮気」は、あくまでも婚姻関係の維持を前提とした「気の迷い」とされる
のに対して「不倫」は、通常、婚姻関係の解消・再構成も可能な行為を選択肢と
して浮上させるヘビーな関係性を意味する。と、あります。

このことから「不倫」と「浮気」の違いがハッキリします。そして、「不倫」と
いう概念の重篤性が伺えます。と、記されています。

              ★ ☆ ★

なぜ、改めて「不倫」という言葉の意味(概念)にこだわるのかと言いますと、
「不倫」と「浮気」或いは「愛人」などが同じような意味として使われている
のを多々拝見するからです。

何でもないときに使うのはいいでしょう。しかし、私が問題だと思っているのは
「内容証明郵便」を使って「慰謝料」を請求する指導をしているHPがありま
す。その中には「不倫」或いは「不貞」と書くべきなのに、「浮気」とか「愛人」
等の言葉を使っているHPを拝見しました。我々は、調査業者として依頼者から
の信頼を損ねないためにも、肝心なところでの言葉の意味するところが間違っ
ていると、請求そのものに根拠がなくなる恐れがあります。それは先述の「永田
議員」と同じ結果になる可能性があるからです。

              ★ ☆ ★

話がそれました。改めて「不倫」(不貞)の定義について申し上げます。
「不倫」(=不貞)とは
『婚姻外の持続的な性関係で、婚姻の秩序の崩壊を内包する関係』です。これが
「不倫」の定義です。

わかりやすくいいますと、「不倫」とは、男女どちらかが結婚していて、(両方結
婚している場合もあります。)その相手と性的関係を継続し、配偶者とは離婚に
行き着く可能性を含んでいる男女の関係です。従って「浮気」とか「愛人」とは
峻別されなければなりません。

              ★ ☆ ★

次に「不倫」の「証拠」についてです。
ここでいうところの「証拠」は、「家庭生活」の中での「人間関係」から端を発
する事柄になります。その「証拠」は「主観的事実」と「客観的事実」の二つ
になります。

「主観的事実」は、ご依頼者がよく仰るところの、確たる証拠はないけれど「夫
が間違いなく不倫をしている」という、夫婦の一方がもう一方を見ていて不審に
感じるいろいろな事柄です。普段と違う事です。そして、それは、たとえば奥さん
の存在を無視したり、必要としてないなどの行為になります。例を挙げますと、
次のような事柄になります。

○嘘をよく言うようになった。ご主人のいうことが信用できなくなった。
○約束を守らなくなった。予定がよく変わる。
○夫婦共通の話題を共有できなくなった。(しなくなった。)
○ご主人が家の中にいても、心は家の外にあるように思うことがある。
○お金をよく使うようになった。
○奥さんの作った夕飯を、今まで通りに食べなくなった。
○夫婦間の性関係が今までと違う。質・量ともに変わった。
○家の中のことに無関心になってきた。相談しても生返事の時がある。
○帰宅後、家族と過ごす時間を避けるように部屋にこもるようになった。
○都合の悪いことを聞かれるとすぐ怒るようになった。
○帰宅が遅くなった。その理由を聞くと忙しい、といって納得できる説明はない。
○携帯を肌身離さず持ち歩くようになった。

以上のような事柄を具体化したものが「主観的事実」になります。
我々のような調査業者に依頼されてご主人の素行調査をされた結果、何処どこ
の誰々という女性と、性的な関係を持っているであろうと合理的に判断できる。
と、いう事実の行為が「客観的事実」です。これは、不倫を裏付ける「証拠」にな
ります。(もちろん事実の内容の程度の差はあります。)

              ★ ☆ ★

そこで「離婚」をお考えの奥さん。調査業者を使って「不倫の証拠」を撮らなけ
れば「有利な離婚」ができないのか、というとそうでもありません。協議離婚は
別にして、調停離婚或いは裁判離婚になった場合、夫側或いは妻側のどちらが有
利になるかは、法律に基づく、離婚原因はどちらの責任に依るところが多いの
か、によって有利不利の差が出てきます。

離婚の場合、有利不利の判断をするのは一番に法律です。次に「事実」です。
ここでいう事実は、先述の通りの「主観的事実」です。この「主観的事実」を法
律に当てはめてみた場合の正当性は調停委員などが判断します。その判断の基
準は「常識」です。

ある奥さんの申立に基づいて離婚調停が起こされたと仮定します。
申立人である奥さんは、ご主人の不倫が原因で離婚をする、と訴えます。そして、
訴える根拠は、先の「主観的事実」です。その「主観的事実」を、法律に照らし合
わせて調停委員は検討します。昔は、感情的に訴えて、奥さんの主張がより多く
調停の場で取りいれられる、という事もあったようですが最近はそれはないよ
うです。

法律と「主観的事実」の間にあるのが「客観的事実」と言われる「証拠」です。
これは、奥さんが主張される、主人は不倫をしているのである。と、いう「事実」
を裏付ける物的証拠ですので大変有力です。

              ★ ☆ ★

不倫の証拠とは、「主観的事実」の正しさを裏付ける「客観的事実」に基づいた
物である。と、いえます。ご自分の主張を「客観的」に「証明する」のが「不倫の
証拠」といわれているものです。
個人の主張よりも「客観的事実」、つまり「証拠」があると有利に事が運ぶのは
間違いのない現実です。しかし、何処の誰が集めた証拠でもいいのか、というと
そうでもありません。裁判での証拠は、個人よりも組織、公共団体、企業の証拠が
採用される様です。

以上、問題解決のヒントになればと思って書いてみました。
次回は、ご主人の不倫が原因で離婚を決意された場合、について書いてみます。



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