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コラム Q&A 法律のいう離婚原因


第52回
たかが不倫、されど不倫
 ◆不倫と、内容証明郵便◆


不倫問題解決のひとつの手段として、内容証明郵便を利用する方法があります。
調査業者のホームページを見ますと沢山の調査業者及び行政書士などが薦めて
います。
私も、その内の一人です。なぜ「不倫問題解決に内容証明郵便」なのかです。一
口で言いますと、「感情問題を理性的に処理出来る方法」だからです。

不倫は当事者同士、好きなタイプだとか相性が合うとか、不倫相手とのセックス
は喜びを感じるとか言われるように、関係を維持している要因の大部分は「感
情」を基準にした判断がなされているのが現実です。「内容証明郵便」は、感情
で判断するのではなく「理性」「知性」で判断し、実行するように促すための物
です。

従いまして、間違った書き方をせず、「内容証明郵便」を差し出した後の対応方
法も間違えなければそれなりの効果があります。それなりの効果というよりも、
かなりの確率で効果が得られるでしょう。不倫の中止を迫る場合「浮気」とか
「愛人」などという言葉を使うと失敗する可能性があります。

              ★ ☆ ★

「内容証明郵便」での言葉の遣い方について少し申し上げます。
「浮気」という言葉では「慰謝料」はとれません。普段使う言葉としては「浮
気」は、一般的で「不倫」とか「不貞」というよりも分かりやすい言葉の響きが
あります。しかし、「内容証明郵便」を使って、相手に何らかの責めを負ってい
ただこうという場合は別です。たいていの場合「慰謝料」を請求するのですが、
「浮気」ではいざというとき慰謝料は払ってもらえなくなるのです。揚げ足を
取られる場合もあります。

したがいまして、夫の不倫相手女性に「慰謝料」を請求する場合は「浮気」とい
う言葉は使わずに「不倫」もしくは「不貞」という言葉を使うことをおすすめ
します。
言葉が違うと、意味もその意味の内容も違ってきます。私はいろいろなところで
再三この事について言っています。

              ★ ☆ ★

「浮気」は、離婚を無意識にも意識的にも全く考えない単なる一過性の男女の関
係です。一方「不倫」(=不貞)は、特定の異性と継続的に性的関係を持ち、かつ、
配偶者との離婚を「内包」している。と、いう意味の違いです。物理の次元での
「性的関係」と「観念」の次元での「離婚の内包」です。「不倫」は、物理的な
男女の交わりと「観念」の両方を含みます。

物理の次元で「配偶者」を裏切って「不倫」を働いている。これは調べればす
ぐに分かります。では、「離婚を内包している。」という事はどういう事なのか、
です。
心の中は見えません。どの様に理解すればいいのかは、調査業者として申します
と、不倫調査の場合、当事者の行為の意味をみてみることです。

もうひとつ、家庭生活をみればいいのです。何処を観るかというと、夫は不倫し
ているのでは、と思った動機とか、夫の家庭生活の内容、そして、以前と違う夫の、家庭内での行為全般です。これを具体的にしていきます。

「不倫」とは、『配偶者以外の異性と性的関係を継続し、離婚を内包した男女の
関係。』これが不倫の定義です。物理的な身体の関係と心の関係が含まれている
のです。風俗店で働く特定の女性と性的な関係を継続して持っていた場合です。
これは、確かに配偶者以外の異性と性的関係を継続している。と、いえます。し
かし、不倫とはいえません。心的な領域の「離婚を内包している。」とはいえな
いからです。

              ★ ☆ ★

「不倫の定義」通りの場合、一方の配偶者は、「不法行為」により権利を侵害さ
れたということで慰謝料を請求できます。この事を分かって「内容証明郵便」を出されるのと知らずに出すのとでは結果は大違いになる可能性があります。

不倫は、当事者の気持ち、その中でも「感情」を中心に働かせて成立させている
人が多いのです。(長続きしてバレない不倫は、2人のものの考え方の一致が最
大の価値と考える場合です。身体の関係は二の次です。) バレる不倫はどうし
ても感情的に物事を考えてしまっています。不倫当事者の感情的なものの考え
方に巻き込まれずに、理性的に対応します。と、いう意思表示が「内容証明郵便」
を利用した、不倫問題を解決に向かわせるひとつの手段です。

              ★ ☆ ★

遅れましたが「内容証明郵便」とはなんぞや、と仰る方に簡単に説明しておきま
す。
簡単に言いますと、相手側に知らせる手紙の内容を「日本郵政公社」という公的
な機関によって「証明」してもらう手紙です。これは「謄本」になります。ど
の様なことを通知したかの証拠能力としての効果は、差出人がいつ誰にどの様
な内容の手紙を送ったのかの、証明力がありますので、有効です。

個別の感情的な「不倫問題」を、公的証明力のある「内容証明郵便」を使って問
題解決を図ろうとする方法は、ひとつの手段として有効です。しかし、「内容証
明郵便」を出した後の対応がまずいと効果はありません。多くの方は「内容証
明郵便」を出した後の対応方法でつまずいていらっしゃるようです。

              ★ ☆ ★

昨日お電話でご相談いただいた方の事例です。
○夫の不倫相手に「別れてくれ」ということと「慰謝料」を要求する「内容証
明郵便」を今年の5月に送った。その後、先方の女性から会って話をしたい、と
いう連絡があったので、会って話し合った。
○その女性曰く、不倫は、自分に責任はない。不倫関係になったのは全部私(内
容証明を出した女性。)の夫のせいである。と、言った。
○夫と別れるのはいつでも別れる。しかし、慰謝料は払えない。と、いう結論で
あった。当の女性とは1時間近く話し合った。
○元々慰謝料をもらうのが目的でなかった。夫と別れてもらうのが目的であっ
たので女性の申し出を受け入れた。そして、後日又あって、不倫の謝罪ともうし
ませんという念書を書いてもらった。
○しかし、最近不倫が復活しているのが分かった。相手は以前の女性である。そ
の女性に再び連絡した。しかし、私と会って話し合うことは何もないという。そ
の際のひとつひとつの言葉が高飛車で腹が立つ。どうしたものだろうか。と、
いう相談でした。

この相談者の最大の失敗は、夫の不倫相手女性と会って対話したことです。それ
も1時間もの時間です。更に2度会っています。三角関係の中にある、女2人
が1人の男に関することを話し合ったのです。話の内容は、相手の女性の言う
言葉はおおよそ見当がつきます。「ご主人との不倫をするつもりはなかった。」
「ご主人についつい何々されたので、言われたので、成り行きで一時的にそうな
ってしまった。」「奥さんを裏切るなんて全く考えもしなかった。」「私にも夫が
いるので、或いは恋人がいる。」などなど、不倫の言い訳をするようになるのです。

奥さんの方は、自分の主人のことを一番よく知っているので、相手女性から夫の
ことについていわれると、そう言われれば夫は、そういうところがある。その様
に思っても仕方がない。と、言うように、相手の女の気持ちを受け入れるように
なるのです。

まず、相手の女の意見を聞いて、そうかも知れない。と、思ったに違いありません。
なぜその様なことが言えるのかです。1時間という時間、見ず知らずの女性2人
が会話を続けられるのには、共通の話題が必要です。その話題の中心になるのは
「内容証明」を差し出した女性の夫になります。この話し合いで2人が了解し
たことは、夫の人柄についてと、お互いに相手の女性の人柄についての2点です。

              ★ ☆ ★

「内容証明郵便」を出した奥さんは、相手の言う「会って話をしたい」という言
葉を善意に解釈して、自分に都合の良い返事がもらえるのでは、と思ってお会い
になったのでした。その結果、簡単な念書を書いてもらっただけでした。これで
当の奥さんは一件落着と考えていたのです。

これがなぜ失敗だったのか、そして、何処がいけなくて不倫が復活してしまった
のか、については次回書きますので興味のある方はご期待下さい。



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