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コラム Q&A 法律のいう離婚原因


第57回
たかが不倫、されど不倫
 ◆女性の二股交際の末路◆


二股交際といえば男性の専売特許のように思われているフシがあります。現実
は、女性の二股交際も多いようです。いつかのメルマガに書いた記憶があります
が、三つ股交際の既婚女性に出会ったこともありました。勿論仕事を通じてのこ
とですが。いずれにしましても、性に関して男女に意識の差が見られなくなった
ようです。

性に関する男女の格差が無くなったのは裁判の場面でも証明されているようで
す。月刊誌「テーミス」2月号の記事に「男性の訴えが認められた 裁判官が判定
する婚約解消のルール」という見出しで、「婚約解消のトラブルで多くの男性は
泣き寝入りだったが画期的判決で婚約事情も変わる。」と、いうタイトルで「婚約
解消の責任は女性にある。」男性に慰謝料を支払え、という判決が下された、とい
う内容の記事がありました。珍しい記事ですので、原文のまま少し紹介します。

  ★ ☆ ★

記事に依りますと「昨年の12月19日、東京地裁で下されたある判決が、関係者
の注目を集めている。婚約していない男女の交際トラブルで、一方的に男性を振
って2ヶ月後に他の男性と結婚した女性に対し、裁判所は120万円の損害賠償
の支払いを命じたのである。」

原告は離婚歴のある49歳の男性。被告である31歳の女性とは10年前に職場
で出会い、交際を始めた。一度、別れた時期もあったが、2度目の交際で男性は被
告女性との結婚を夢見て転職。生活の基盤を作るために必死で働いた。結婚後
はスキーのインストラクターをしながら田舎で暮らそうと語り合い、女性のた
めにスキーインストラクターの資格や、バイクの運転免許取得の費用に加えて
バイクの購入費など、かなりの金額の援助をしてきた。

  ★ ☆ ★

ところが「結婚してね。大好きなの」と甘く囁いていた女性が突然、別れ話を切り
出し、その2ヶ月後には他の男性と結婚した。実はこの女性には、他にも交際し
ている男性がいた。初めから二股をかけていたのだ。

男性は女性に「精神的苦痛」に対する慰謝料として一千万円の損害賠償を求め、
勝訴した。判決理由は、「交際解消に向けた真摯な努力をし、原告の理解を得るよ
う努めるべき義務」に女性が反しており、交際解消の申し入れは不法行為に当た
る、とされたからだ。

婚約が成立していなくても、婚姻が近い状態にあったとし、女性が一方的に交際
解消した2ヶ月後に結婚したことを不法行為と認めたのである。

  ★ ☆ ★

民事裁判に詳しい弁護士の「加藤克郎」氏は、3人の裁判官の心証に注目する。
「別れて2ヶ月後に結婚したということよりも、問題は女性がいつ他の男性と
の結婚を決意したかだ。女性がずっと二股をかけていたという心証の下に下さ
れた判決だろう。」

女性が男性に結婚する意思のないことを告げる「作為義務」を怠ったために、男
性が被った損害についての損害賠償である。加藤氏は「婚約していない」という
点から見て画期的な判断とはいい難い、と語る。ただし、婚約していない状況で
裁判にまで発展し、勝ったケースは非常に珍しい。

この判決を面白い判例として評価するのは、男女間のトラブルによる裁判に詳
しい弁護士「河原崎弘」氏だ。「これまでの判例では婚約に至らない男女交際に
ついて、その解消を不法行為として、慰謝料支払い義務を認めることはないのが
普通。」今回の判決では婚約をしていない状態でも慰謝料の支払いが認められた。
前例が出来たことで、示談でも今後、慰謝料を取れる可能性が出てくる。

更に以下のように、被告女性の原告男性の仕打ちを「常識から著しく外れた配慮
のない行為」とし、そこに違法性があると判断し、「これは不法行為、或いは『契
約提携上の過失』の一環としても認められる非常に面白いケースではないか」
と付け加えた。

  ★ ☆ ★

今回この記事を取り上げたのは、私のところに寄せられる相談などもこの記事
に似通ったケースが多々あります。と、いうことは表に出ないけれど、結婚を前
提或いはそれに近い形の男女交際を続けていたが、訳も分からず交際中止にな
った。と、いうケースはたくさんあるように思います。それらの方は大部分泣き
寝入りをされているように思います。

貢がせるだけ貢がせておいてとか、ダマされ損が最近多くなっているように思
います。極端な事例ですと、ハントされて恋人気分で交際を続けて将来は結婚す
る予定でいたので相手にすべてを差し出した。しかし、相手は他の異性と交際を
はじめた。
自分との関係を問いただすと、結婚の約束をした覚えはない、と開き直る。どう
すればいいのでしょうか。等々の相談もよく頂きます。

今回の判決はそうしたことを許さない画期的な判決のように思います。記事に
もありますように「必ずしも婚約をしていなくても補償を求めていくことは出
来る。裁判になりにくい問題だからこそ、少ない費用で慰謝料を取れる可能性を
探る必要がある。こういうケースが一般的になれば、慰謝料の請求もしやすくな
るのでは」

これまでの、結婚や婚約という法的な関係が認められなければ慰謝料を請求で
きないという固定観念を打ち破る、形にとらわれない判決で、多くの人が泣き寝
入りをせずに済む前例となるのでは、と見られているのだ。

最後に、男女間の「常識から著しく外れ、相手に多大な損害を与える行為」が罰
せられる時代になり、「自分さえ良ければいい」という現代人の常識が、こんな
ところから問われている。と、あった。

  ★ ☆ ★

独身同士の男女交際であっても不倫の交際であっても、相手に裏切られたと思
ったら泣き寝入りせずに、自分の相手に対する正当な思い入れを具体的に証明
できれば、それなりの慰謝料を請求できる上、手にすることも出来るのです。今
までのように、婚約の証明をしてくれる第三者がいなければ、裏切られても不法
行為で相手を訴えることは出来ないとか、不倫の関係なので、相手の嘘を信じて
人生を台無しにした。
取り返しがつかなくなった。しかし、泣き寝入りするしかない。と、諦めること
はないのです。

男女の交際のきっかけ及び過程、その結果は人の気持ちの移ろいと共にその
時々に、当事者にとって善くも悪くにも変化するでしょう。それらの変化に対応
できる、ある種柔軟な心とでもいうのでしょうか、いい意味での心強さがなけれ
ば男女関係を始め人間関係を楽しくすることは出来ないのではないでしょうか。
それは、一番に相手のことを思いやることが出来る心のチカラが必要ではない
でしょうか。

相手のことを思いやることが出来る、つまり相手の考えを分かる気持ちの余裕
とチカラがなければ結婚を前提とした交際も不倫の交際も出来ないのではない
でしょうか。今回の記事を拝見して、1人の人間として自分の正当性を主張でき
なければならないのである、ということと共に相手のことを考えられる気持ち
の大切さが更に必要なのだということを実感しました。



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