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コラム Q&A 法律のいう離婚原因


第60回
たかが不倫、されど不倫
 ◆慰謝料請求は、確かな論理と証拠で・・・。◆


またまた不倫問題の解決方法について書きます。
と、申しますのは、最近配偶者の不倫相手に慰謝料の請求をされた2人の方から
報告を頂いたのです。報告いただいた方は共に40歳前後の男女1人ずつからで
す。

男女の別はありますが、報告いただいた内容は同じようなものでした。それは、
配偶者の不倫相手に慰謝料の請求をされたのですが、話し合いにならなかった
ので「簡易裁判所」に「調停」を申し立てられたのです。そして、調停の場では、
配偶者との不倫は認められたのでした。

しかし、いざ慰謝料の金額を取り決める段階で、もう一方の方は、慰謝料の金額
も決定して、最終の調停の時に慰謝料が受け渡しされる段階になってのことで
す。調停に関わっている「裁判官」の『不倫に関係しているという根拠(証拠)
がないので慰謝料の金額を査定(判断の基準が分からない。)できない。』従っ
て、慰謝料の請求は、この「調停」では認められない、という判断がなされた、と
いうものでした。

  ★ ☆ ★

この様な調停の結果を報告いただいた方2人に共通するのは、お2人とも「夫
婦間の話し合いの中で不倫は認められたのでした。そして、配偶者の不倫相手を
告白されたのでした。」つまり、配偶者の告白を根拠に、配偶者の不倫相手に慰謝
料の請求をされたのです。その結果、不倫相手も不倫を認めて謝罪をされたので
した。

しかし、法的には、配偶者の不倫相手は、配偶者が不倫を認めただけでは『不倫関
係を客観的には証明できない。従って、慰謝料の金額は算定できない。』と、なっ
たのです。

この事は、夫婦間の問題解決ならば、配偶者が不倫を認めればそれで話し合いは
つくのでしょうが、他人に対して何らかの支払いを求める場合は、それなりの根
拠とそれを証明する証拠が必要である。と、いうことを改めて知らされた出来事
でした。

今回のケースのお2人は男女の違いはありましたがいずれも夫婦間で話し合わ
れた結果、片方の配偶者は不倫を認められたのです。その配偶者の自白というの
でしょうか、それを基に不倫相手に戒めと、今後の不倫関係の中止の意味を込め
て慰謝料を請求されたのでした。

  ★ ☆ ★

不倫の当事者が自白しているのですから不倫が行われていたことは確かです。
しかし、自白以外の証拠は何もありません。その様な状況で、配偶者の不倫相手
に慰謝料は請求できない。と、いう調停結果が下されたのでした。もう少し以前
でしたら、不倫の当事者が認めていますので、不倫はあったものとして「調停の
場」でも認定されていました。

しかし、刑事事件に見られるように、民事における争いも「証拠主義」になって
きたのでしょう。それと、今回の2つの事例の方は、いずれも、配偶者とは別れな
い。と、いうことを「調停の場」でおっしゃっていたのです。これは、テクニック
として大変まずかったのではないでしょうか。(配偶者と別れるといった方がい
いという意味ではありません。)

調停でうまく行かなかったからといって諦めることはありません。調停で、ご自
分にとって不都合な判断をなされてもそれが正しい判断結果とは言い切れませ
ん。調停では不都合な判断がなされる時があります。そんなときは、裁判に訴え
られることをおすすめします。裁判ではほとんどのケースでうまくいっている
ようです。

  ★ ☆ ★

又、全国どこの裁判所の「調停」も同じような判断をされるのか、というとそう
でもありませんが、傾向として「証拠主義」になってきているのは確かです。証
拠と、肝心なことは、慰謝料を請求する「論理的根拠」です。これがシッカリして
ないとうまくいくものでも思わぬ結果になることがあります。

「論理的根拠」というと難しく聞こえますが、簡単に言いますと、慰謝料を請求
するのはどの様な理由ですか、と問われた場合の理由を説明できることです。そ
の理由は一つではないはずです。不倫によって発生した不都合はたくさんある
と思います。そのひとつずつの不都合を結びつけて、具体的に説明できるように
準備しておくことです。(ご相談いただければアドバイスします。)

慰謝料は、平均みたいなものがあるのでそれを超えた金額は請求できないとか
取れないという話をよくお聞きします。そんなことはありません。それこそテク
ニックです。そのことは「頼りになる弁護士の見分け方・頼み方」の著者「弁護
士・荒木和男」氏も書いています。その文書の一部は、以下の通りです。

※他人の権利を侵害したものは損害賠償の責めを負うのが近代民法の原則で
す。そして、「他人の身体、自由、名誉などを害した場合は、財産権を侵した場合と
同様賠償の責めを負う」とあり、これが無形なのものに対する損害賠償で、慰謝
料と呼ばれるものです。

慰謝料は、支払われる人、支払う人の状況でその額が変わってきます。また、その
証拠の示し方や立証の技術によってもその金額が変わってくるので、まさに、弁
護士の腕の見せ所です。すなわち弁護士の技術で慰謝料の額が増減しますから、
その辺を考慮して依頼することです。

以上のように、慰謝料の請求は、証拠を手に入れて、その証拠をどの様に生かす
かが大きなポイントです。正義をいくら主張されても、問題解決が法的な場面に
持ち込まれた場合は、主張の論理とそれを裏付ける証拠がなければ思うような
結果は得られないのです。

また、証拠があっても、利用の仕方で大きな差があることは、先の弁護士さんの
著書にも書かれているとおりです。そのことはいろいろな不倫問題の相談に乗
っている私も痛感しています。他人に慰謝料を請求する場合の簡単なコツは、無
形なものを一つずつ有形にしていく事です。これは簡単なことです。

  ★ ☆ ★

ネットなどを拝見しますと不倫の慰謝料請求は、内容証明ですべてが解決する
かのように書かれているものもあるようです。しかし、そうも行かないのです。
内容証明は誰でも書けますし出せます。しかし、その後の書いた後、出した後の
対応をシッカリと決めておかなければ、相手との力関係によって、強い方に引っ
張られてしまいます。

内容証明郵便を出された後の対応は、いつかのメルマガで書きましたがご自分
の目的意識をシッカリ見定めて、内容証明を出すに至った動機、それに対する証
拠、これらの準備をされてからかかることです。準備が完全でないのに仕上げが
完全になるわけがないのです。

ちなみに不倫の証拠取りは、どの調査業者でも同じとはならないようです。証拠
法というものがあるように「証拠の真実性」を問われる場合もあります。悪評高
い業者とか兼業で調査を行っている業者などが集めた証拠は、相手側がシッカ
リした人物ですと、その証拠は事実に基づいたものでない。或いは信用できな
い、というように主張する場合もあります。

不倫の慰謝料請求は、理論と証拠の準備をしてかかりましょう。



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