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コラム Q&A 法律のいう離婚原因


第63回
たかが不倫、されど不倫
 ◆同じ不倫の処理をしても、結果に大差が出る訳は?◆


問題解決の方法には、どの様な問題解決にもハード面での対応とソフト面での
対応の両方があるのではないでしょうか。これは、不倫問題についても同じだと
思います。不倫問題のハード面での対応は、法律に基づいて、その手続きを踏ん
だ上で解決を図る方法になるでしょう。

不倫問題は家族問題です。家族という私的な関係の中には、本来法律は介入しま
せん。夫婦となった男女が協議の上、家族づくりとか家庭のあり方を取り決めま
す。簡単に申しますと、夫婦となった男女の気持ちで家庭生活は自由に行われて
います。

しかし、夫婦間に問題が発生し、当時者の夫婦で話し合いがつかない場合、合意
を見るため、何らかの基準が必要になります。例えば、親族、親しい友人・知人等
の意見を参考にするとかです。その合意を見るための普遍的な基準が、法律にな
るのではないでしょうか。

  ★ ☆ ★

問題解決の普遍的な基準が法律である、といわれても、夫婦・家族問題は、気持ち
によって形成された組織体です。その一つ一つの個別の家族の争いに該当する
法律はありません。ちなみに夫婦の離婚の際の、離婚の原因として明文化された
法律は五つだけです。あとは、夫婦の問題解決の法律は、民法のどれに該当する
行為なのかになります。

不倫などの夫婦問題の解決は、誰にとっても普遍的な法律を持って解決するに
は限界のようなものがあるようです。法律はこうなっています。と、言われれば
従わざるを得ないけれど、気持ちとしては納得できない。と、いう気持ちが強く
残るようです。

不倫問題の解決は無味乾燥な法律に基づいた解決策も重要です。しかし、夫婦は
元々双方の気持ちの合意を得て結婚したのです。争いが発生したとしても法律
で処理できない、気持ちの問題の処理も大変重要になってきます。この気持ちを
納得する、というところが夫婦問題の解決の最大のポイントでもあるのではな
いでしょうか。

夫婦のどちらか一方の不倫問題を解決するには、夫婦の気持ちを如何に、法律に
合致させて法的な問題として取り扱えるように持って行くことではないでしょ
うか。法的な処理がハード面としますと気持ちの問題はソフト面になります。
不倫問題を法律だけで解決しようと思えば誰でも出来ます。

手続きなども簡単です。しかし、人の数だけある気持ちを、個別性の問題ではな
くて万人に共通する問題にまで持って行き、不倫問題を有利に解決するには、ハ
ード面とソフト面をうまくドッキングさせなければなりません。そうすること
で、主張したいことも相手に受け入れられるようになるのではないでしょうか。

  ★ ☆ ★

以前、そう日にちを置かないで2人の人から不倫問題のご相談を受けました。
その方達のご相談は、いずれも配偶者の不倫問題の解決についてでした。解決策
はそれぞれ採られて実行に移されていました。お2人とも、配偶者の不倫相手
に内容証明郵便を出された後のご相談だったのです。

ご相談を頂いた2人の内1人は30代半ばの女性です。もう1人は40代後半の
男性です。女性の方は、サラリーマンのご主人の不倫問題の解決について。男性
は、当然のことながら、奥様の不倫問題の解決についてでした。女性の相談者は、
ご自分もパートで働いていらっしゃいます。一方の男性相談者は、団体職員でし
た。

お2人の相談者の共通点は、配偶者の不倫相手に内容証明を出された後、相手へ
の対応についてのご相談でした。お互いに証拠を元に、不倫の中止と慰謝料の請
求を申し入れられたのでした。女性側からは、相手を調停に訴えたけれど相手は
調停の期日に出席しなかった。どうすればいいか、といって裁判所から電話を頂
いたのでした。

男性のご相談者は、妻の不倫相手の男性に内容証明郵便を出した。しかし、男性
の奥さんが内容証明郵便を見た。そして、自分の妻に対して相手の奥さんが文句
を内容証明郵便で送ってきた。どの様に対応すればいいのか、というご相談でし
た。

私の返事は、最初の女性については、相手が出席しなかったからといって焦るこ
とはない。調停委員にもう一度呼び出して下さい。と、言って今回は、調停が延
びたのだというくらいの気持ちで帰って下さい。と、アドバイスしました。

2度目の調停では相手が出席したそうです。その後、数回の調停を重ねた結果、
相手は、ご主人との関係を認め謝罪すると同時に、交際の一切の中止を約束した
そうです。

慰謝料については、支払う約束はしたものの、分割になるので、その分割の回数
を今後話し合うことになる、との連絡も頂いたのでした。このケースは、時間が
かかったもののほぼ思うとおりの結果を手に入れることが出来たのでした。

この女性相談者もここまで来るには、ご主人の妨害を始め、いたずら電話などに
合って、無気力になったそうです。しかし、その都度、その女性は電話で相談され
てきたのです。

そこで私は勇気づけると同時に、問題解決の本筋のみを見つめて、周囲の雑音に
対しては、大義名分の受け答えをすること。今、行っていることの「目的は何な
のか」「それを達成するとどういう良いことが待っているのか」「そのために今
行動に移すべき事は」また、やってはいけないことは。これらを明確にご自分に
言い聞かせて、後は普段どおりの当たり前の生活を送るようにアドバイスを送
り続けたのでした。

  ★ ☆ ★

男性の相談者は、ご自分の奥さんの不倫相手男性に内容証明郵便を出したにも
かかわらず、男性の奥さんから送られてきたご自分の奥さん宛の内容証明郵便
に、関心が向いて、本来立ち向かわなければならない対象に向かわず、夫婦の問
題にしてしまったのです。夫婦の問題にしてしまった、ということは、現実の仮
面夫婦の原因をお互いの責任にあるような話にすり替わってしまったのです。

夫婦問題を、夫婦の問題として、家庭の中で結論を得ようとして結論が得られな
い場合、更に、話し合おうとすると益々感情的なものの見方になって正しい結論
は出ないのです。夫婦という気持ちの問題が家庭内で解決できない場合、諦めず
に、家の外で話し合うことです。

  ★ ☆ ★

奥さんの不倫問題を解決しようと思って、奥さんの相手男性に内容証明郵便を
出され、不倫問題を社会化して解決し、ご自分の権利を主張されたまでは良かっ
たのです。しかし、相手男性の奥さんの気持ちを書かれた文面を見て、内面化さ
せてしまったのです。内面化されると同時に夫婦の問題になったのです。

どういう夫婦の問題かと申しますと、不倫を働いた当の奥さんは、事を大きくし
たくないので、ご主人が内容証明郵便を出して問題解決をはかろうとしたこと
に対して、中止を求めたのだそうです。そうするとご主人は、あの男と手を切る
と言っておきながら、実のところは密かに不倫を継続したいと思っているのだ
ろう、というようになったのです。

この様に考えてはいけないことはご主人としては分かりきっている。しかし、
不安になるので考えてしまう。と、おっしゃっていました。気持ちの方を見つめ
るようになったのです。

当然のことながら、これは、家庭という内に向かって家の中の夫婦の問題であ
る、という方向になりますので関係者の人間関係は信頼関係でなく、疑いの対
象、不安を押しつける関係になります。こうなると、家の外に向かうエネルギー
が消滅してしまいます。その結果、相談者の男性は、家の中と家の外を相手にし
なければなりません。しかも、子供さんへの影響を考えながらです。

これではとても思うような解決には至りません。力が強い方、つまり無理難題を
押しつける方が正当であるかのように錯覚してしまいます。この相談者は、奥さ
んからも家族からも孤立した状態になっているそうです。内容証明を出した最
初の目的意識は消え失せてしまったのです。

この男性のケースは、不倫解消と慰謝料の請求の申し出をされたのですが、途中
で戦う相手を、不倫の当事者である、相手男性から、その男性の奥さんにいつの
間にか変わってしまったのでした。これでは話になりません。

他人に何ごとかの権利に基づいて何ごとかを請求するには、それなりの根拠と
目的、それに手段をシッカリと構成した上で取り組むことではないでしょうか。
そして、一旦決めたならば、雑音に惑わされないことです。実は、この周囲の雑音
に惑わされないことがなかなか難しいのですが・・・。



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