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コラム Q&A 法律のいう離婚原因


第65回
たかが不倫、されど不倫
 ◆水商売で働く女性との不倫の問題点◆


さて今回は、スナックなどの水商売で働く女性と、そこに通う男との不倫問題に
ついて、何処までが店と客の関係で、どこからが個人的な関係になるのかについ
て考えてみたいと思います。

水商売で働く女性とそこに通う男との男女問題のもめ事は昔から沢山ありまし
た。それらは、酒の上だけの関係だとか、相手(女性側)は客商売で本気でない。
水商売の女性に惚れて通っている男もいつかは目が覚めるだろう、等々の見方
をする人が沢山ありました。

水商売で働く女性と個人的な関係になっても、お客さんです。ただ飲みに行って
いるだけ。と、いうことで個人的な関係は否定されてきたのでした。それは、店
に通う男と、店で働く女の間に、商売とか酒とかのものが男と女の橋渡しの役目
をしているからでしょう。橋渡しをうまく利用して不倫の言い訳をする人もあ
ります。

客としてスナックに毎日通っている男と、そこで働いている女性との関係は、ラ
ブホテルなどへの出入りは確認していない。しかし、どういう角度から見ても、
男女の関係であるのは分かる。しかし、証拠はない。不倫の関係であるという証
明はどうすればいいのか、という問題があります。これらの証明は、一般論に基
づいて検証すればいいのです。

★ ☆ ★

50代半ばの団体職員の男性です。子供の教育も終え、子供は子供なりに自分の
人生を歩み始めたのです。家族は、夫婦のみになったのでした。そこで、男は父
親の責任を果たしたと思ったのか、夜ごとスナック通いを始めたのでした。その
うちに、スナックのママと親しくなったのです。ママには夫がいます。

当然のように自宅で夕飯を摂らない日が出てきました。仕事を午後8時前後に
終えると40歳代のママが経営するスナックに直行する生活が続いていたので
した。

家で夫の帰りを待つ奥さん、夫がお付き合いで飲みに行っていることは承知し
ていました。しかし、毎日のように付き合いがあるのだろうか。毎日帰宅が遅く
午前様は当たり前、日によって朝方の4時頃の帰宅が週に2回ほどになりまし
た。当然ですが奥さんは夫に聞きます。今日のお帰りは何時頃ですか。今日は
何処に行かれるのですか。等々ですが、夫はいちいちうるさい。聞くなとおっし
ゃるのです。

★ ☆ ★

たまりかねた奥さん、夫が帰宅して寝込んだ隙に携帯電話をご覧になったので
す。余り携帯の操作になれてない奥さんですので最初の頃は操作方法が分から
なかったのです。そこで、近所に嫁がれている娘さんに夫の携帯の操作方法を教
えてもらい、夫のメールの履歴をご覧になったのでした。

そのメールには、愛している。好きなどという言葉のやり取りは数え切れない程
あったそうです。そして、今日は何をしていたとか何時になれば店にゆけると
か、スナックのママに自分のスケジュールを逐一教えていたのが分かったので
す。更に、出張だと言って、ママと過ごしていたこともあったのでした。この2
人が男女の関係である決定づけられるメールもあったのでした。

それは、早朝4時頃に帰宅した日の夕方にメール交換したものでした。夫の方
からスナックのママに送ったそのメールは、「狭いところなので腰をひねった時
少し痛めた様だ。股関節も具合が悪い。」と、いう内容と共に性的関係を推測さ
せる言葉もあったのでした。メールを見た奥さん、夫とスナックのママとの性的
な交渉は間違いない。と、直感的に思われたのでした。

★ ☆ ★

そこで、ラブホテルなどに出入りしている客観的な、確たる証拠はないものの、
夫とママを何とかしてギャフンと言わせてやりたいと思案されたのです。私は、
その相談を受けたのでした。奥さんがおっしゃる証拠は、具体的な証拠といえる
ものはメールのみです。しかし、メールのやり取りのみでは証拠になりません。
証拠に全くならないかというとそうでもないのですが、これで良し、というわけ
には行きません。

そこで、主観的な証拠づくりを始めたのです。つまり、奥さんが、ご主人が不倫を
働いているという思いに至った具体的事実の収集です。それらは、夫婦間の言動
の変化。言動の変化による夫婦の関係の変化。夫の意識が家の外に絶えず向か
っていると思われるような点等々を集める様に言ったのでした。勿論、先のメー
ルのやり取りも証拠立てのひとつです。

更に、主観的な証拠を補う客観的な証拠がありませんので、スナックとお客さん
の関係について。さらに、本人が連日連夜、奥さんに嘘を言って夫婦が不仲にな
るのを知りながら、スナックに通うという真意は何処にあるのか、等々の社会的
な場面における夫の行動の規範のあり方と共にスナックのママの客の位置づけ
などについての資料を作ったのでした。

★ ☆ ★

この様にしてラブホテルに出入りしている証拠はないものの、水商売女性との
不倫を確信するので何とか2人の関係を中止させて欲しい、という相談でした
ので調査はせずに、まず、家族が夫の行動に不審を抱いた結果、メールのやり取
りで不倫をしているのであろう、と思うに至った経緯を書き留めたのでした。

次に、店と客の社会的な評価、価値観などについて言及して、社会化したのです。
そうして、心の後ろ盾を構築して、万一、裁判などに至った場合の、訴えの主旨及
び証拠としたのでした。そして、まず、夫の不倫相手に交際中止の申し入れをし
たのです。

当初、当の奥さんは裁判になった場合どうしましょう、とか、相手が逆に訴える、
と言ってきた場合どうしましょうという不安はあったのです。しかし、前記の資
料があるのでビクビクすることはない。自分の考えとか思うことを信じ、それを
基に問題解決に向かって実行すべきである。と、アドバイスをしたのでした。

結果は、幸か不幸か、スナックのママが割と簡単に不倫を認め、関係を中止する
ように奥さんに申し出られたのでした。これは、スナックのママにも家族があっ
たので不倫問題が大きくなるのを避けるためもあって、ご相談者である奥さん
の申し出を聞き入れられたのだと思います。

★ ☆ ★

スナックなどの水商売で働く女性との不倫問題の解決は、この事例のように、こ
れといって法的に立証できる証拠が希薄であっても、事実に基づいて訴えの元
となる証拠を作ることはできます。さらに、一番大切なことは、交渉する相手の
ことをよく知ることです。今回の事例ではスナックのママのことを知ることに
なります。そうすることで、話し合いの場面で、相手の言う真偽が分かります。

分かることで、前向きに問題解決に向かえます。相手の事が分からないと相手の
いう言葉が事実を基に発言しているのか、それとも言葉だけなのかが分からな
くなります。これでは交渉は長引いたり不成立になったりしかねません。また、
自分の有利な立場だけを訴えての交渉もうまくいきません。

交渉のコツは、まず相手の事を知ることです。次に、社会的な立場などは一切無
関係であると考えることです。社会的な立場などを考えると、人格なども絡んで
きます。そうすることで、交渉の場で弱い立場に立っている人の人格を攻撃する
ようになります。今起こっている不都合な問題について、これのみを改善に向か
って交渉する、これが物事をスムーズに解決する基本です。そのためには資料
(証拠)は必要です。



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