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コラム Q&A 法律のいう離婚原因


第67回
たかが不倫、されど不倫
 ◆別居後又は離婚後の慰謝料請求について◆


別居中の夫が不倫しているのが分かりました。離婚を決心して、離婚理由は夫の
不倫ですので慰謝料の請求を夫にしたところ、別居中の不倫は、離婚原因になら
ないので慰謝料の支払いには応じない、というのですが本当でしょうか。

或いは、離婚をしました。離婚後の生活のため、いろいろと整理をしていたとこ
ろ、夫が不倫を働いていたのが分かりました。しかし、性格の不一致という理由
で既に離婚届けを済ませています。本当は、夫の不倫が原因だったのです。夫は、
不倫相手と一緒になりたいために、私の嫌がることをワザとしていたように思
います。腹が立って元夫に慰謝料請求したいと思っています。離婚後でも不倫
を理由に慰謝料請求できるでしょうか。

  ★ ☆ ★

この様なご相談は以前からよく頂いています。どうしてだろうかと考えてみま
すと、別居後の異性交際については、配偶者からの責めを負わなくてもいい、離
婚後の交際については元の配偶者は無関係だ、などという情報をインターネッ
トとかその他から得ていらっしゃるからでしょう。

本当にそうなのかというと、そんなことはありません。別居中の不倫、離婚後の
異性関係が分かった時点での慰謝料請求は可能です。但し、請求するにはそれな
りの根拠と証拠が必要です。つまり、同居中は配偶者の不倫をそう気にしてなか
ったけれど、別居してより不審に思ったので調べてみたところ、不審は現実のも
のであった。とかです。

又は、性格の不一致でいわれるままに離婚したが、元配偶者が不倫を働いていた
ことがひょんな事から分かった。離婚は性格の不一致ではなく、性の不一致を、
自分勝手な理由で突きつけられた結果だった。ダマされた。何とかして慰謝料
を取りたい。等々の思いでいらっしゃる方、慰謝料請求は可能です。そして、取
れます。

但し、別居後、離婚後を問わずできるだけ早い方がいいと思います。請求の権利
は3年ですが、それはあくまでも法的な権利が主張できる期限です。現実はそ
うはいきません。もっと早いほうがいいのです。

  ★ ☆ ★

◎別居中の奥さんの不倫に関してのご相談でした。
40歳代の建設設計の仕事を自営されている男性からのご相談でした。

○妻は40歳、夫婦の間に5歳と3歳の女の子がある。
○自宅と隣り合わせで設計の仕事をしている。仕事の終わりが夜10を過ぎる
  ことも度々あった。不審だったのは、妻が夕方から夜間にかけてよく外出する
  ことだった。行き先を尋ねると、ママさんバレーとか、子供の幼稚園の事で出
  かけるということであった。そうかと思って気にしてなかった。
○妻は外出の際、2人の子供を車で10分ほど離れた実家に預けていた。そこで
  子供の食事を始めお風呂にも入れてもらっていた。子供を実家に預けて週に
 1回〜2回夜間外出していたのであった。
○妻の外出に、これといった理由はないものの何となく疑わしいものを感じる
 様になった。それは、子供の幼稚園が休みの前の日は、実家に子供を泊まらせ
 ることが何度か続いたときからである。子供を実家に寝泊まりさせても妻は
 帰ってくる。子供が寝ていたからそのまま実家に置いてきた。と、いうのであ
 った。
○もしかして、という思いがあったので妻に行き先を尋ねたところ、逆ギレをし
 て私を責めるようになった。それ以来夫婦仲はしっくりいかず、3ヶ月後に妻
 の方から別居を言い出して現在別居中である。
○別居の原因となるような事も見あたらず、妻が勝手に出て行った感じの別居
 なのでこれは何かある、と思って弁護士さんに相談したところ、調査をすすめ
 られたのでお願いします。

以上の様な理由で別居中の奥さんの生活の状況を調べたのでした。
結果は、ご主人の思惑通り、奥さんは10歳くらい年上の男性と交際され、ラブホ
テルに出入りされている事実が分かったのでした。ラブホテルに出入りされる
までの一連のコースも、私的且つ親密な関係であることが分かったのでした。

  ★ ☆ ★

調査して撮れた証拠は現在のものです。奥さんの不倫がいつ始まったのかは分
かりません。しかし、この証拠を同居中から続いていたのである。と、いう様に
証明すればいいのです。現在はどうなのかという証明(=証拠)はできました。
次は、この関係はいつからなのかを証明すればいいのです。

現在のことは写真に撮れますが過去の過ぎ去ったことをどの様に証明するのか
というと、この場合、@考えられる別居の原因と理由 A別居までの夫婦関係は
B別居しなければならない客観的理由は C同居生活と別居生活の合理性 D子
供と両親の関係 E別居することのメリット F同居生活の限界を判断したのは
妥当か。

これらのことと、ご主人が何となく不審に感じられた出来事を合わせて論理的
に説明すれば、現実の証拠と重ね合わせた場合、ご主人の言い分が通り、別居後
の不倫の責任はない、従って慰謝料支払いの義務も責任もない、というようには
なりません。 
別居された奥さん側は負けるのです。勿論相手の男性もご主人に慰謝料を払わ
なければなりません。配偶者が同居中に不倫を働いていたのですから。

  ★ ☆ ★

離婚後の慰謝料の請求、支払い義務も別居後の慰謝料支払いと同じです。離婚の
根拠とその理由が自分勝手だったり、矛盾している場合、真実を知ろうとして調
査した結果、異性との交際が分かれば、その交際の始まりは結婚生活からのもの
かどうかを客観的に説明できればいいのです。

家庭内での証拠というものはほとんどの場合ありません。まして、写真に撮ると
か録音するなんて事は、円満な状態で離婚した場合ありません。
感覚される証拠がない場合は、家庭内での客観的生活を論理的に説明してゆく
ことです。それと、離婚後に得られた証拠を合わせれば、離婚後、籍が抜けた相手
に慰謝料の請求は可能です。慰謝料の支払いを受けることができます。 

別居後の不倫、離婚後に元配偶者の異性関係を知った場合、慰謝料の請求はでき
ても支払いを受けるのは無理だという様な情報は間違いです。それは、原則の言
葉が一人歩きしているのです。別居して何年も経ち、夫婦の形式も内容もなくな
っている配偶者の異性関係を基に、権利のみに基づいた慰謝料の請求は無理で
しょうが、そうでない場合は、考えてみる価値があります。 

  ★ ☆ ★

男と女の間に何ごとかの問題が起こった場合、最終的に法律の手を借りて解決
を図ります。しかし、沢山のペアの紛争内容にピッタリの法律なんてありません。
ピッタリの法律が作れないのです。そこで、誰にでも当てはまる様に作られてい
るのが、民法770条の「離婚原因」のところにあります、五番目の「婚姻関係
を継続しがたい重大な事由があるとき。」という条文があります。

多くの離婚は、離婚原因の事由をこの条文に当てはめています。よくいわれると
ころの性格の不一致もこれです。では、性格の不一致とは何をさして言うのか。
また、どの様なものなのか。それは結婚して分かったことなのか。どうして今頃
それが問題視される様になったのか。なぜ、性格が合わないことが気になりだし
たのか。それは、回復の見込みがないのか。それが重大な事由になり得るのか。
この性格の不一致を見てみてもいろいろな夫婦の生活の内容及びものの考え方
が推測できます。

夫婦の気持ちは揺れ動き、以前は何とも感じなかったことが、今になってイヤに
なって、気になって仕方がないということがあるということです。従いまして、
男女、夫婦問題の解決を法律に委ねる場合、法律の文言の意味を理解すると共
に、関連する法律を探してみるのがいいように思います。



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