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コラム Q&A 法律のいう離婚原因


第75回
たかが不倫、されど不倫
 ◆新たな敵に怯える不倫女◆


生き方の多様性というか個人の価値観が尊重される世の中になりました。この
様な時代を「物」から「心の時代」になったと言われています。「物」を所有す
ることで豊かさを感じる時代から「心」の豊かさを重視する時代になったので
しょう。

「心の時代」とか「心」の豊かさとはどの様な事をさして言うのか、と考えてみ
た場合、それは「品格」の問題だと私は考えます。

私たちは、日々の生活の中でいろいろな人と関わり、仕事に就き収入を得ていま
す。更に、くつろぎの空間で気持ちを落ち着かせるなどの日常を送っています。
つまり、色々な生活の場面での自己表現の有り様と程度(距離と関係)の問題が
「品格」が有るとか無いとかの問題ではないでしょうか。

「心の問題」とは「品格」の問題である。と、いうのが私の結論です。この事は
過日行われましたボクシングの世界フライ級タイトルマッチ戦「内藤大助」対
「亀田大毅」戦でも証明されている様に思います。何でもありではなくて、何ご
とにも程度とかルール・秩序がある、という事を教えてくれた「タイトルマッチ
戦」でした。

程度・ルールの問題は人間社会のあらゆる場面に適用されます。当事者の思惑
とは別に無意識に社会の方から程度を越えた違反者に圧力をかけてきます。こ
の事は、我々の仕事も同じです。そして、個人の生活についてもいえます。

              ★ ☆ ★

先日、ある女性からご相談を頂きました。どういうご相談かと申しますと、相談
者である女性曰わく、「不倫相手の男性に新しい女性が出来た様です。私はどう
すればいいのでしょうか。」と、言うご相談でした。

その女性は40歳で離婚歴のある人です。ご家族は中学3年生の子供さんと2
人暮らしです。仕事は介護士さん。不倫相手男性は中小企業の社長さんです。
社長の年齢は58歳。もちろん社長さんはご家族があります。しかし、子供さん
は独立されている年齢のようです。奥さんは社長さんと別にご自分の仕事を持
っていらっしゃるようです。社長さん夫婦は、お互いの仕事を生き甲斐にした生
活を続けてこられたせいか、夫婦とは世間体を気遣った形式ばかりの夫婦だそ
うです。お互いが何をしようが無関心な夫婦だと相談者は仰っていました。

              ★ ☆ ★

相談者の女性が社長と知り合ったのは、おおよそ6年前、ある会合で知り合った
との事です。そのとき、社長さんに気に入られ、数回会った後、男女の関係になっ
た、とのことでした。

関係を続けるうち社長さんは、相談者の女性を離したくないと思われたのか、
「おまえと居ると落ち着く」「一生面倒を見る」「セックスが合う」等々言いな
がら、女性にはそれなりの援助をされてきたのでした。現在も交際は続いていま
すので社長さんからの援助は続いています。

女性に「一生面倒を見る」などといって喜ばせて、相談者の女性をその気にさせ
た関係は6年ほどの間、何の心配もなく続いていたのでした。そして、その関係
は社長さんの言うとおりいつまでも続くものと思っていたところ、女性にとっ
てライバルが現れたのでした。

それは、ある日何気なく社長の携帯を相談者の女性はご覧になったのです。そこ
には、相談者の女性の知らない女性となにやら親しそうな言葉でやりとりをし
ていた記録が残されていたのでした。それは、明らかにプライベートなもので、
社長さんが盛んに女性を誘っているメールの文面だったのです。しかし、文面か
らはまだ、男女の関係になってない様でした。

相談者の女性は、不倫相手の社長さんの事について、知り合う以前から「女好き」
だという様にお聞きになっていたのです。しかし、6年弱の付き合いの間、それ
を疑わなければならない事は何もなかったのです。2人で旅行に行ったり、遊び
に出かけたりする関係でしたので社長の女性関係を疑う余地はなかったのでし
た。

              ★ ☆ ★

不倫関係の男女の仲とはいえ、社長さんに一生を託す気持ちでいたのに、自分以
外に親しく交際を始めようとしている女性が出来たという事は、自分と社長の
関係が終わるのではないだろうか? と考え関係の中止から来るご自身の人生
に限りなく生きられ難さをイメージされたのでした。現在も良好な不倫関係が
続いているにもかかわらずです。

交際中の社長さんに新たな女性が出来た事で、ご自身の人生に生きられ難さを
ストレートにイメージされた相談者の女性は、現実の良好な関係であるという
事実から離れて、自分は捨てられた被害者だというようにお考えになって、「慰
謝料はいくら取れますか。」出来れば「3000万円欲しいのですが。」と、いう飛
躍した話になったのでした。

社長から慰謝料をもらって別れたいのですか?とお聞きしたところ、「社長さん
は私の事を今も大切にしてくれています。出来れば別れたくありません。」と、
仰るのでした。社長さんもご自身も2人が別れる事を望んでないのに、また、そ
の様な具体的行動が見られないのに、メールを見ただけでご自分をマイナスの
イメージの中に落とし込んで、それが現実であるかの様に考えていらっしゃる
のです。

最近このご相談者のように、ご自分の不都合な事、起こっては困る事、日常生活
のうまくいかなかった些細な事、ちょっと相手に確かめれば何でもない事なの
にそれをせず、自分自身を自分でマイナスのイメージで捉えて、困る事を避ける
ために、現実から逃避した考えをする人が大変多くなってきたように思います。
人間関係が希薄になったせいでしょうか。

              ★ ☆ ★

話を元に戻します。
ご相談者の女性が仰る「慰謝料」の事は社長に言わない方がよい事。社長との
関係は現在も良好な関係にあるので、現実原則で対応する事。ちょっとした事に
対して不安に感じるのは、社長との関係が不倫の関係という不安定な関係にあ
るので、この関係を安定した、安心の関係にする事。

これらの事柄を具体的にするには、社長さんとご自分がどういう理由で6年弱
の間続いてきたのかを整理して考え、その理由が分れば、関係が継続する理由
(原因となる具体的項目です。)と中止に至る理由も分かるので、それぞれのケ
ースに対応できるようにして、現実原則でもの事を考えるようにアドバイスし
たのでした。

ここではすべて書けませんが、抽象的に申しますと「不倫関係が継続するには条
件があります。」その条件の基本的な事は2つです。一つ目はお互いの「思想」
とか「哲学」が男女間で共有できるかどうかです。

ここで言う思想とは「ものの考え方」「生き方の価値観」などの事です。哲学と
いうのは、行動による2人の信頼感が共有できるかどうかの事です。これらは、
カップルの数だけあるといえます。二つ目は「性の関係」です。つまり「性の
関係が、単なる快感を得るセックスで終わるのか、セックスを通じて相手の何事
かが更に理解できるのか。」です。

ご相談者の女性は、不倫相手の社長さんとは「思想とか哲学」という「ものの考
え方」に共感したり「共有」した事はない。ただ、優しくしてくれるので、一生
一緒に居たいと思っている。社長さんも一生離さない。面倒見ると言ってくれ
ている。と、いう程度のものが2人を関係づけているのでした。

これは、本人も仰っているように、「セックスが合うから不倫の関係が継続して
いる。」と、言えます。このセックスの関係が一生続くでしょうか。今は、セック
スの事で2人の相性が合うのならそれらの質とか内容を高めていき、そこから
お互いの更なる良さを引き出す事を考えるのがベストだと思います。自分が出
来る身近な事で相手が喜ぶ事を継続できれば、関係性が肉体的関係から心の関
係に発展し、より豊かになります。

              ★ ☆ ★

不倫女性から頂いた相談の回答はおおざっぱに言うと前記のようなものでした。
ここでは詳しくは書けませんが、相談者に対して、ひとつずつの事柄に関しても
っともっと具体的なアドバイスをしました。相談者は「こんな事相談できてよ
かった。気持ちが吹っ切れた。」と、言ってお帰りになりました。

性的な関係のみで結ばれている男女は、いつ関係が壊れてもおかしくない状況
に置かれています。思考方法とか観念の部分で共有でき、その上自然に性の関係
に至っている男女の関係は、壊れにくいのです。

ご相談者の敵は、社長さんの新しい女性ともうひとつ、ご自分の頭の中の考え方
にあったのでした。実は、こちらの方がご自分の一生を左右する事になり、最大
の敵になる可能性を秘めている事に少しお気づきになったのでした。



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